参院選はまだ開票途中なので結果が出ていませんが、予想通りに自民の圧勝ということになりそうです。結果が確定したらまたこの件は明日以降に書くことにします。それよりコロナの感染がどんどん広がっていて、完全に「第７波」の様相を呈しているのが心配です。選挙もあって政府の動きは鈍く、その間にも感染は広がっていて、これではインバウンドで経済回復どころではなくなってしまうのではないかと思います。

　その象徴がプロ野球ヤクルトスワローズで、毎日のように新たな感染者が増えていき、最新情報で27人の選手や監督コーチが感染しているそうです。阪神との試合は２日連続で中止になっていますが、そもそも高津監督を筆頭に主力選手が軒並み感染してしまってはチームの体をなさないのではないかと思います。明後日からの中日戦は試合を行うということだそうですが、指揮官も１軍選手の大半もいない中、どんなオーダーで試合に臨むことになるのでしょうか。

　さらに言えば、これがヤクルトだけにとどまる話なのかどうかということも懸念されます。スポーツのチームはどうしても濃密に接触しますから、一蓮托生のリスクが高いです。他の球団、そして他のスポーツにも波及するかも知れません。今回のオミクロン変異株のBA5は重症化リスクはこれまでと変わらないものの、感染力が高く、ワクチンや感染でできた抗体を高確率ですり抜けるということです。ワクチンを３回接種したからもう安心とばかりにマスクを外して集団で旅行に行ったり食事をしたら一気に感染が広がります。

　重症化する確率が低いとは言え、感染が広がることで様々な社会活動にブレーキがかかります。特にこれから夏休み、そしてお盆の季節が訪れるというのに、旅行もレジャーも制限がかかってしまうのは、いろいろな面で損失が大きいです。参院選が終わってフリーハンドになると言われている岸田政権ですが、これまでのように「何もしない」政治ではなく、積極的にコロナ対策と経済対策を進めてくれることを切に願います。