幹事クリタのコーカイ日誌2022

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6月23日 ● ショータイムの2日間。

 大谷翔平がまた素晴らしい活躍を見せてくれました。昨日は打者として大爆発。2本塁打8打点でチームの得点の大半を叩き出しました。8打点は日本人メジャーリーガーとしての新記録。しかしエンゼルスは大谷がこれだけ打ったにも関わらず惜敗。ならばと今日は投手として活躍。初回こそヒット2本を打たれてピンチを招いたものの、そこを切り抜けた後はノーヒットピッチングを続け、8回を2安打無失点で自己最多の13奪三振。打っては3打数1安打2四球でチームの連敗をまたも止めて今季6勝目です。

 打者としても投手としてもこれだけのパフォーマンスを見せられては誰だって魅了されます。オールスターのファン投票ではDH部門で引き離されての2位ですが、間違いなくメジャーリーグのスターです。今年もぜひともオールスターで見たいと思います。

 大谷の問題は今季は成績が安定しないことです。昨日のように打者として爆発することがありますが、一度当たりが止まると低迷が続きます。打率がなかなか上がってこないので、記録で見るとどうしても見劣りしてしまいます。投手としての方が打者よりは安定している感はありますが、それでもKOされることもありますし、投げるたびに快投というわけにもいきません。

 これは打者や投手に絞っていないので、調整が難しいということがあるでしょう。延長戦で遅くまでプレイしていたのに翌日先発で8回を投げたわけですから、普通なら疲れから打たれてしまっても仕方ないところです。それを気力を振り絞って8回まで完封してしまうのですから、大谷のポテンシャルの高さがとんでもないレベルなんだろうと思いますが、やはり体調維持の点では二刀流の辛さは感じます。

 6月で6勝目をあげたのですから、今季は昨年できなかった二桁勝利の可能性も高まってきました。すでにホームランは二桁に乗せているので、ベーブルース以来の10本10勝は故障さえなければ達成できることでしょう。プレイしている姿も良いし、インタビューでの受け答えも好感が持てるし、日本の生んだ野球選手としては「巨人は嫌いでも長嶋は好き」と言われた長嶋茂雄以来の「アンチがいない」本物のスーパースターです。



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