幹事クリタのコーカイ日誌2022

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6月17日 ● 中日連敗脱出。

 交流戦から少し間を置いてプロ野球が再開しました。中日は交流戦前半は良かったものの、後半に6連敗を喫して交流戦11位に終わり、セ・リーグの順位でも4位から最下位に転落してしまいました。不幸中の幸いだったのはセ・リーグは首位のヤクルトと最下位の阪神が交流戦で大きく勝ち越したものの、残る4球団は不調だったお陰で、ヤクルトが独走態勢に入り、残る5球団の差が詰まったことです。最下位でのリスタートとは言え、ヤクルト以外はダンゴ状態なのでまだまだ巻き返すことができます。

 再開の初戦は地元での巨人戦。恒例とも言うべき大野と菅野のエース対決になりました。いつものこの2人の投げ合いは拮抗するのですが、多くの場合は打力に勝る巨人が先制して逃げ切るパターンが多いです。しかし今日は両者ともにゼロで抑え続けて降板。菅野が交代した8回裏に中日が得点し、そのまま逃げ切りました。連敗をストップできただけではなく、最下位も脱出することができました。

 今日の結果、首位ヤクルトと2位巨人のゲーム差はなんと8ゲーム。2位巨人と3位広島は3.5ゲーム差。そして4位阪神と広島はわずか1ゲーム差。さらに1ゲーム差で中日、ゲーム差なしでDeNAとなっています。3位広島から最下位DeNAまでがたった2ゲーム差、巨人を含めて5球団が5.5ゲーム差の中にいるということです。

 独走のヤクルトを除く5球団で一番勢いがあるのは阪神です。開幕直後のボロボロ状態はどこにいったことやらという好調さで、特にチーム防御率が2.67とリーグトップ。大山の覚醒で得点力も上がり、さらにチーム盗塁数もリーグ1位です。このままいけば巨人と2位争いをすることになりそうですが、必ずチームには波がありますから、好調がこれくらい続くと、そろそろ開幕直後のような絶不調がくるのではないかという心配も高まります。

 中日は交流戦で投打が噛み合わずに負け続けてしまいましたが、元来投手力はしっかりしているので、もう少し得点力が上がればまだまだチャンスはあります。チーム打率は首位ヤクルトと僅差なのに、得点数はリーグトップと最下位と差がついているのは、長打力の差にあります。ヤクルトの村上(19本塁打)と山田(13本)、巨人の岡本(17本)とウォーカー(13本)、丸(13本)、阪神の大山(16本)と佐藤(13本)のように長打力のある主軸が複数いると得点力が上がりますが、中日はビシエド(7本)と阿部(6本)の2人合わせても13本では全く対抗できません。

 長打力不足、得点力不足は今に始まったことではないのですが、全然補強をしないのですからフロントの努力が足りないとしか言いようがありません。ただそれを嘆いていても仕方ないので、今は投手力に頼って僅差で競り勝つ野球をするしかありません。やっている方もしんどいでしょうが、見ている方もしんどいです。



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