幹事クリタのコーカイ日誌2022

[ 前日翌日最新今月 ]

6月3日 ● 「ちむどんどん」離脱。

 沖縄好きなので、沖縄を舞台にした朝ドラ「ちむどんどん」には期待して見ていたのですが、残念ながら先々週くらいに離脱してしまいました。沖縄の美しい自然、そして豪華なキャスティングを目当てに楽しむつもりが、あまりにも脚本が粗雑で、もう無理となりました。

 主人公たちが幼い子どもの頃はまだ良かったのですが、大森南朋が死んで生活苦に陥ったあたりから雲行きが怪しくなり、東京の親戚の家にひとりだけ行かされるという話はなんか無理があるなと思っていたら、ドタキャンしてしまい、じゃあその借金はどうなったのかと心配していたら、いきなり7年話が飛んで子どもたちは大きくなっていました。

 そこからの展開はもうかなり無茶、無理が多く、特に丁寧に描いてほしいところほどあっさり話が飛ばされてしまい、なんだかモヤモヤだけが残り続けます。しかも子どもだったから良かった主人公やその兄姉妹たちの性格も、大人になってくると単に厄介な人物になってしまいました。前作「カムカムエヴリバディ」の主人公たちが素直で優しい好感の持てる性格だっただけに、余計にトラブルメーカー揃いでは感情移入ができません。

 ご都合主義なのは朝ドラの特徴だとしても、これでは沖縄の人は社会常識がない変わり者ばかりなのかと感じてしまいます。ネットでも「ちむどんどん反省会」とか「ちむどんどん離脱」といったハッシュタグが多く見られるようです。とは言え、振り返ってみれば半年もの長期間にわたり熱心に見続けることができた朝ドラの方がずっと少ないですから、逆に近年の「エール」や「カムカムエヴリバディ」が素晴らしかったということなのでしょう。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」