時間は有限です。どんな人にも平等に時間は有限です。ただ有限な時間を効率的に使うか浪費するかの違いで、結果が大きく変わってきます。別に大した話をしようというわけではなく、ずっとテニスや楽器を習っていると本当に練習時間がたっぷり取れるってことは羨ましい話で、学生の部活動って贅沢だよなぁと、社会人になるとしみじみと思います。

　大人はやることが多くて困ります。何とかかんとかやりくりをして時間を作っています。なぜ学生の頃は勉強しかやることがないのに、その勉強すら大してせずにぼんやりとしていたのかと反省しますが、とは言え、あのぼんやりとしていた時間もまた青春の思い出になることも多いので、まあ今さらな後悔をしてみても無意味です。

　先日も書きましたが、楽器の習熟度合はほぼほぼ練習時間に比例します。練習なくして上達なしです。才能がない凡才の身としては、発表会を前にすると「もう少し練習時間があれば」といつも悔やんでいます。特にピアノの発表会前は痛切に思っています。サックスは比較すれば仕上がりは早いので、あとは本番でのメンタルをいかにコントロールできるかどうかなのですが、ピアノはメンタル以前に練習でも完璧ではないのですから、これは単なる練習不足だと言うしかありません。

　今週日曜日に控えているピアノの発表会。残り数日しか時間はありません。本番前最後のレッスンも終わってしまったので、あとは自分でどこまで仕上げられるかにかかっています。特にサボっていたわけではなく、今回は事前の想定以上に曲が難しかったので時間がかかりました。あともう少し時間が欲しいです。練習で自信をつけられないと大抵本番でも失敗します。このままでは出川哲郎風に「やばいよやばいよ」と呟くばかりです。