幹事クリタのコーカイ日誌2022

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5月13日 ● 史上最弱?の横綱大関陣。

 大相撲夏場所も気づけば6日目。今場所は見どころが少なくて、せいぜい若隆景と琴ノ若の活躍くらいかなと思っていましたが、先場所優勝した若隆景はここまで3勝3敗と振るわず、琴ノ若は初日から3日連続で大関を撃破して驚かせてくれましたが、そこから3連敗。要は大関陣が弱かっただけということのようです。

 横綱照ノ富士が玉鷲に3場所連続の金星を許しました。同一横綱から3場所連続金星は57年ぶりということで、37歳玉鷲の快挙ではありますが、照ノ富士の膝の具合がかなり悪いのかと心配になります。ここまで全勝は碧山、1敗は玉鷲、翔猿、佐田の海、一山本。全員平幕でしかも玉鷲以外は上位陣に当たらない幕内中位から下位の力士です。

 横綱大関4人はここまで11勝13敗と何と負け越しています。正代が相変わらずやる気なく1勝5敗と大きく足を引っ張っているとは言え、下位相手に勝ち越しているのは2敗の照ノ富士ひとりというのでは話になりません。関脇小結陣は4人で15勝9敗ですから、どちらが上位なのかわかりません。これだけ弱い上位陣というのもなかなかお目にかかれるものではないと思います。

 野球の大谷翔平、佐々木朗希や将棋の藤井聡太といった飛び抜けた才能が誰にもわかるような若きスーパースターがそうそう登場しないのは仕方ありません。しかしその世界の看板となるような「普通の」実力者が2〜3人くらいはいないと締まりません。「群雄割拠」と「団栗の背比べ」は似て非なるものだと思います。



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