ボーカルのレッスンを受け始めてすでに３ヵ月近くになります。と言っても月に２回なのでまだそれほど回数はこなしていませんが、ずっと教えてもらっているのは呼吸と発声です。呼吸は脱力して吸って、腹に力を加えながら吐くということ。またその腹と言っても、どういう声を出したいかによって使う腹筋の部位が違うということです。

　この使う腹筋の違いというのは初めて聞いた話だったので興味深いのですが、いざやろうとするとかなりコントロールが難しいです。それだけ意識してやるのでも難しいのに、それを実際に歌いながら意識することは今のところは無理なので、とにかく繰り返し練習をして無意識に使い分けられるようにするしかないのかなと思っています。

　発声では息の吐き方に加えて、喉の開け方とか、口角の形、口の奥に大きな空間を作るようにするとか、そういうあたりも細かく指導を受けています。腹筋も喉や口の形も全ては自分の身体をいかに思った通りに操るかということなので、ほぼスポーツと同じ感覚です。子どもの頃からスポーツに親しんできた甲斐があって、身体のコントロールを教わるのは理解しやすくて助かります。

　７月の発表会に向けて曲の練習も始めました。ただ今のところ歌っても指摘されるのは教わっている呼吸と発声に関する部分です。楽器で言えばいかに良い音を出すかというところ。音楽の一番肝心な部分なのでここはしっかりみっちり教えてもらう予定です。曲となるとそれだけではないこともわかっていますが、まだ２ヵ月あるので、しばらくは良い音を鳴らせることに集中して頑張ります。