幹事クリタのコーカイ日誌2022

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5月1日 ● フォアボレーも捻り戻し。

 今日は山本麻友美プロのレッスン会。最近はアキレス腱がずっと痛かったので運営に徹して自分はレッスンを受けていなかったのですが、ようやく足の痛みも軽くなってきたのでレッスン会にも復帰することにしました。今日のテーマはフォアボレー。もう何回目かわかりませんが、そう簡単には長年の癖が抜けないので、できるようになるまで何回でもレッスンを受ける覚悟です。

 これまで指摘されたことは数多く「軸足がセットできていない」「ラケットセットで引き過ぎる」「ラケットが立っていない」「ずっとラケットが止まらずに動いている」「打点が後ろ」「面が開いていない」「足を使って勢いを加えていない」「テイクバックを腕で引いている」「打点で止めずに振っている」「アングルに打つ時に腕で持っていっている」「とにかく腕だけで振ってボレーをしている」ということで、要は腕で振らずに足で運べ、というシンプルなアドバイスを手を変え品を変えして教えてもらっています。

 それぞれ指摘された点はわかるのですが、どれかを意識するとどれかは疎かになるのが、悪癖が身についたダメプレーヤーの悲しさです。しかもレッスン中は形だけできるようになっても、いざ試合となると悪癖がゾンビのごとく甦ります。腕だけで振っても何とかなるからですが、何とかなるから良いかというと、そういうわけでもなく、よりレベルが高い人たちとゲームをすると、スピードがあって回転量も多いシビアなボールが飛んできます。速いし変化も大きいしというボールに対して腕を振ってボレーしようとすると、どうしてもミスヒットが増えます。そういう鋭いボールを確実にボレーするための練習です。

 山本プロがいろいろと言い方を変えて何とか悪癖を直そうと工夫をしてくれている中で、今日最後に言われたヒントが役に立ちそうでした。それは身体の捻りを使ってセットするということです。単に手だけでラケットを構えるから手だけで打ってしまうわけで、そうじゃなくて上半身を軽く捻って下半身との間にタメを作ってセットをすれば、そのまま少し捻り戻しするだけで腕を振らずにボレーができるとアドバイスをされました。やってみると確かにこれは効果がありそうです。もちろん大きく捻ったりはしません。少し捻りを身体が感じられる程度にコンパクトにセットします。

 ボレーに限らずテニスは利き腕だけでプレーをすると自由があり過ぎてフォームがバラバラになりがちです。バックハンドよりフォアハンドで悩む上級者は多いです。型にはまったバックハンドは型さえ身につけてしまえば狂いにくいのですが、フォアハンドは何とでもなってしまうだけに、狂い始めると修正も難しくなります。ボレーも同様にバックボレーはきちんと身体を捻らないと力が入らないのですが、効き腕だけでも何とかなるフォアボレーは正しいフォームが身につきにくいということです。

 軽く捻ってボレーのセットは完了。後はそこから打点に向けて捻り戻すだけ。決して手で振ろうとしない。フットワークがきちんと出来ていれば問題なしです。少し光が見えてきた気がします。



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