幹事クリタのコーカイ日誌2022

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4月30日 ● 鈴木貴男式スライスサーブ。

 テニスのYouTube動画で「スターテニスアカデミー」(略称スタテニ)というチャンネルがあることは随分前にここで紹介しました。登録者数は12万人を超えていてテニスチャンネルでは日本最大だろうと思われます。始まったのは比較的後発でしたが、日本テニス界のレジェンドである鈴木貴男と小野田倫久がレギュラーとして登場していることで、多くのチャンネルとは質の高さ、またゲストの豪華さ(過去に松岡修造や杉山愛、西岡良仁、ダニエル太郎らが出演)でも段違いのレベルを誇っています。

 そのスタテニでも最も「神回」とされているのが鈴木貴男のスライスサーブ解説動画です。アマチュアだけではなくトッププロだった小野田倫久さえ「凄い」「現役時代に教えて欲しかった」と唸るほどの内容で、鈴木が彼のもっとも得意とするスライスサーブの極意を懇切丁寧に解説しています。これが無料で見られるコンテンツだということ自体が驚くほどです。詳しい技術的な解説はそちらの動画を見ていただければ良いのですが、1年ほど前に公開されてから130万回以上再生されています。

 僕もすでに5回くらいは見ていますが、わかりやすい解説で理屈は理解できても実際にこれをやるとなると簡単ではありません。なにせサーブを打つときにラケットのストリングスの何本目あたりに当てるかということを言っているのですが、それ自体も難しい上に、そこにさえ当てれば良いってことでは当然なく、トスの高さや面の角度やラケットの振り抜き方、身体の向きなどもきちんとできて初めて鈴木貴男式スライスサーブが打てるのです。再現性を高めるには練習を繰り返して感覚を掴んでいくしかありません。

 今日のテニスの時も最後に少し時間が余ったので、このスライスサーブを練習してみました。数十球打ったところで肩がヤバくなりそうだったので終わりにしましたが、自分の中で「いまちょっと良かったんじゃないかな」と思えるのは5球くらいでした。もちろん10本に1本でもゼロではないのですから、ここから確率を高めていけば良いのですが、部活の高校生ではないので、毎日サーブ練習ができるわけではありません。何となく感覚を掴みかけてもまた間が空いて掴みかけたものを手放ししてしまうのが大人の趣味のテニスの辛いところです。

 ただ動画の鈴木貴男のフォームを繰り返し見てイメージトレーニングをするのは効果がありそうな気がします。頭の中でそのフォームやリズムを再生しながら実際にサーブを打つと良い感じに打てたからです。お手本にしたい人のフォームを真似るのは本当に上達する上で大事だと思います。逆に変なフォームの人と練習をすると悪いイメージができてしまうので、なるべくフォームは見ないようにした方が良いと思います。



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