幹事クリタのコーカイ日誌2022 |
4月25日 ● 1971年を生きていた自分。 朝ドラ「ちむどんどん」も子役たちが活躍した1964年を終わって一気に1971年、沖縄返還の前年に時代が移りました。主役の黒島結菜をはじめ竜星涼、川口春奈、上白石萌歌の4兄妹が揃って、オールスター感が出ています。こうして並ぶと改めて子役たちが良く似ていてナイスキャスティングだったなと感心します。 極貧だった家庭環境も長女の川口春奈が教員になったり、母親の仲間由紀恵が共同売店で働き始めていて、少し余裕ができてきたようで安心しました。相変わらず長男の竜星涼はいい奴ですがダメ兄貴で、これは前作の「カムカムエヴリバディ」の濱田岳から続く「ダメ兄貴」枠なのでしょうか。 「カムカムエヴリバディ」はクドカンのドラマかと思うくらいに小ネタが満載のドラマでしたが、「ちむどんどん」でも仲間由紀恵が働く売店に「まんぷくラーメン」と「まんぷくヌードル」が置いてあるという朝ドラならではの小ネタが仕込まれていました。1971年には「まんぷく」の中でも長谷川博己がすでにまんぷくヌードルを発売しているのですが、早くも沖縄北部の村にまで商品が届いているとは、さすが大ヒット商品です。 今後、主人公の黒島結菜は料理人を目指して東京に行くことになるらしいですが、1970年代となると僕も10代ですから時代風俗も良く知っています。昔は朝ドラで取り上げられるのは大正から昭和前期、戦後の復興の頃で、親世代が生きてきた時代でしたが、最近の朝ドラは主人公が自分に近い世代になってきたので、見ているとまるで自分の子ども時代や青春時代を振り返ってみているような気がします。それだけ自分が年を取ったわけですし、朝ドラのターゲット世代なんだなと実感します。 |