幹事クリタのコーカイ日誌2022 |
4月16日 ● 秘密を守る苦しさ。 森山良子がラジオで「カムカムエヴリバディ」のアニー役について「誰にも何にも言ってはいけない。この辛さを生まれて初めて味わいました」 と語ったそうです(こちら→森山良子「この辛さを生まれて初めて味わいました」 朝ドラ「カムカム」の撮影秘話)。確かにアニーが安子なのか盛り上がったことからもわかるように、役者本人がネタバレになるようなことは言っていいはずがありません。ただお喋り好きな森山としてはかなりそれが辛かったということです。 朝ドラとはレベルは違いますが、僕も3年前にHuluのクイズ番組「Q&Aリーグ 企業対抗クイズ選手権」に出た時に配信開始1週間後まで結果を話さないことと言われて結構辛かったです。収録から配信まで1ヵ月以上も間がありましたし、毎週1話ずつ配信だったので、全ての結果を話せるのは収録から3ヵ月以上も先のことでした。 収録に行ったこと自体は周りにかなり話してありましたし、事前事後の撮影取材もあったので、みんな結果を聞きたがります。その結果もなかなかの好成績でしたし、しっかり爪痕も残したので本当は早く話したくて仕方なかったのですが、言葉を濁すばかりなので辛い思いをしました。それにクイズのネット配信と言うとYouTubeの動画を思い浮かべる人もいて、そういうのじゃなくて豪華なセットでタレントも出演している番組だと説明するのも限度がありました。 森山良子の場合は、僕なんかの比ではなく全国的に話題になっているだけに、周りも聞きたがるでしょうし本人もさぞかし話したかっただろうなと思います。本職の俳優ならネタバレしないように話さないことにも慣れているでしょうが、彼女の場合は歌手ですし。何より秘密と言っても他人のプライバシーを暴露しようとか、墓場まで持っていくという重大なことではなく、最終的にはフルオープンになることですから、少しくらい早く喋ってもと思ってしまう気持ちはわかります。もちろん熱心な視聴者としては最後まで黙っていて欲しいことは言うまでもありませんが。 |