幹事クリタのコーカイ日誌2022

[ 前日翌日最新今月 ]

4月4日 ● 4月病。

 世の中には「5月病」という言葉がありますが、「4月病」とは言いません。ただ僕は子どもの頃から4月が一番苦手でした。理由はわかりやすくて新年度で環境が大きく変わるためストレスがマックスだからです。学校に通っている時には毎年クラス替えがあり新しい環境に馴染めず、それが進学ともなれば一層顕著になります。中学1年の4月とか高校1年の4月とか、毎日緊張して学校に通っていました。

 逆に2月から3月というのは大好きな季節です。すっかり環境に馴染んでいて気持ちが本当に楽だったからです。小学校6年の3学期なんて学校でもはや何も怖いものはないという心境でしたし、それなのにまた4月から中学に進学して真っ新な環境になるのかと思うとイヤでイヤで仕方なかったのを覚えています。

 会社に入ってからも、就職したばかりの4月は右も左もわからない新入社員としてストレス過多な日々でした。その代わり3月から4月になっても仕事場が変わらなければそれほど辛くはないということはわかりました。それでも毎年桜が咲く季節になると憂鬱な気分に支配されてしまうことが多いので、これは子どもの頃のトラウマなのかなとずっと考えていました。

 ところが最近になってそれは「春バテ」という症状だと言われはじめているようです。この聞き慣れない春バテですが、春先になると「だるい」「めまい・立ちくらみ」「頭痛・肩こり」「イライラ・気分落ち込み」「朝から疲労感」といった体調不良を感じることだそうで、まさに僕の4月の状態そのものです。春バテの要因のひとつは先ほどの進学や就職などによる環境変化のストレスで、もうひとつは春先は気候変動が激しく寒暖差に身体がついていけないからだそうです。

 言われてみればまさにその通りで、時に夏のような暑い日もあれば、一転して冬のような寒い日もあります。桜が咲いているのに最高気温が10℃を下回る花冷えだと思っていたら、急に20℃を軽く超えて夏日になるような日がやってきます。春なのに冬服を着ていたら、急にシャツ1枚でも暑いとなると、そりゃあ身体がついていけません。特に年を取ってからは身体の「冷え」が大敵で油断して薄着をしていると本当に辛いです。

 学校に通っている頃はこの「4月病」はゴールデンウイークになると解消していました。1ヵ月間でようやくちょっと慣れてきたということもありますが、実は気候が安定してきて寒暖差が少なくなってくる頃だからということもあったのでしょう。気持ちと身体、どちらも健康に過ごすには大事な要素だと改めて痛感します。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」