幹事クリタのコーカイ日誌2022

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4月2日 ● 本当に「死の組」なのか。

 サッカーW杯カタール大会の1次リーグの組み分けが決まりました。日本はドイツ、スペイン、そしてプレーオフを勝ち上がってくるコスタリカかニュージーランドのどちらか。ドイツもスペインも過去にW杯優勝を経験しているサッカー強国ですから「死の組」だと言えるのかも知れませんが、そもそも日本はポッド3なのですから、ポッド1と2の強豪国と常に一緒になります。そういう意味では日本的には常に「死の組」しかあり得ません。

 本来の「死の組」というのは上位を狙えるような強国がポッド3に入ってしまって混戦になる組み分けのことです。今回日本が入ったE組は客観的に見れば普通の「2強2弱」であり、日本人以外「死の組」だと思っていません。ブラジル、セルビア、スイス、カメルーンのG組の方がよっぽど「死の組」に相応しいでしょう。またアルゼンチン、メキシコ、ポーランドと同じ組になったサウジアラビアの方がよほど絶望的です。

 2強2弱という組み合わせは3番手の日本にとってはある意味とても作戦が立てやすいはずです。4番手のコスタリカもしくはニュージーランドにはきっちりと勝つ、そしてドイツかスペインのどちらかに狙いを絞って引き分けでOKの徹底した守りのゲームをしながら隙を窺うしかないからです。穴があるのはスペインでしょうから、ドイツ相手には死ぬ気で守って引き分け狙い、スペインに対しては引き分けを狙いつつあわよくば勝ちたいというところです。

 日本の目標はあくまでもベスト8です。目標の下方修正は必要ありません。2位で決勝トーナメントに進めば次は恐らくF組1位のベルギーですから、そこまで研究と対策をしておく必要があります。ただF組にはクロアチアもいて、こちらが1位になる可能性もあります。いずれにしてもずっとヨーロッパの強豪ばかりとの対戦。これぞW杯です。負けてもともとの立場の日本は変なプレッシャーも不要ですから伸び伸び戦ってほしいです。



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