幹事クリタのコーカイ日誌2021

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2月27日 ● 健康という資産。

 以前にも書いた話ですが、僕がまだ20代の頃、会社の先輩にシルバーライフに必要なものは「健康とお金と友達と趣味」の4つで、その全てが20年以上かけて準備しないと老後に間に合わないということを教えてもらいました。妙に納得した僕はその後30年以上かけて4つをきちんと準備できるように心がけてきました。もちろんそう簡単にうまくいかないことも多々ありましたが、60歳を過ぎて確かめてみると4つとも理想的ではありませんが、それなりには整ったかなと思っています。

 ただこの4つは並列ではありません。一番ベースは「健康」で、その上に「お金」があって、その2つがあった上で「友達」か「趣味」のどちらか、もしくは両方があれば最高に豊かで充実したシルバーライフが過ごせるということです。そして一番コントロールが難しいのがやはり健康です。他の3つはある程度は自分で何とかなりますが、怪我や病気はいくら気をつけていてもやはりなる時にはなります。それも治るものなら良いですが、元には戻らない怪我や病気もいくらでもあります。

 そして健康であれば仕事もできるし、蓄えたお金を好きなことに使うこともできますが、怪我や病気をしていたら医療費に多大なお金を使うことになってしまいます。もちろんそれもお金を蓄えておく理由でもあるのですが、できることなら趣味や旅行やグルメにお金を使う方が楽しいに決まっています。健康こそが一番の資産なのです。

 35歳頃から遊びでも仕事でもそれまでのような無理ができなくなったと感じ、45歳頃には目や足腰、そして回復力に年齢からくる衰えを感じるようになり、55歳頃から怪我や病気に対してめっきり弱くなってきた自分を感じるようになりました。そのたびに心身のケアに注意深くなってきましたが、いよいよ60歳を過ぎて調子の悪いところがないという絶好調の日が滅多になくなってきました。大抵どこかは具合が悪いのです。適当に誤魔化しながらうまく体と付き合っていくことが大事なんだなと最近実感しています。



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