今年のバレンタインデーはバレンタインデーだと意識することもなく通り過ぎていきました。本当に過ぎてから「あれ、そう言えば」と思い出したくらいです。コロナ以前は会社でいくつか義理チョコを貰っていましたし、テニスサークルでも律義にチョコをくれるメンバーがそれなりにいたものですが、在宅勤務になった昨年から仕事関係の義理チョコは絶滅していますし（一昨年は３月から在宅勤務だったのでギリギリ義理チョコ貰っていました）、テニスなどの趣味繋がりでもゼロではないですがほとんどなくなってしまいました。

　昭和から平成の時代は毎年10個、多い時には20個くらいチョコをもらっていました。とても全部は食べ切れないしホワイトデーのお返しも大変だしで、デパートや製菓業界を儲けさせるためにやっているだけだなと恨めしく思っていたこともありますが、これほどきれいさっぱり無くなってしまうと、季節の風物詩が消えかかっているなと、しみじみしてしまうくらいです。

　とは言え、名古屋高島屋の「アムール・デュ・ショコラ」は今年もオミクロン株に負けず大変な人出だったと娘が言っていましたし、還暦を過ぎたジジイとは関係ないところでは盛り上がっているようです。バレンタインデーが下火になっていること以上に、自分自身がそういうイベントとは無縁な年齢になったというのが厳然たる事実のようです。まあ太るしね、お金もかかるしね、全然無視してくれて構わないんですけどね。