つい先日東京五輪が終わったばかりなのに、北京冬季五輪が開幕しました。開会式では相変わらず名物のバッハ会長のロングスピーチが発動。なんと9分58秒だったそうです。平気で選手たちを寒さの中で待たせるバッハの空気の読めなさ具合はさすがに世界中からブーイングでしょう。しかも長いだけではなくつまらないときているのですから、悪いスピーチの見本です。

　日本ではマスコミが盛り上げようとしている割には世の中はいつもより冷めた感じがします。冬季ということ、東京五輪から間がないということだけではなく、やはりオリンピックそのものに対して懐疑的な人が増えたのではないかと思われます。東京五輪を巡るゴタゴタでオリンピックが「平和の祭典」ではなく「貴族の金儲け」だという印象が強くなりすぎました。

　とは言え、実際には選手たちは最高のパフォーマンスを発揮すべく全力で取り組む「スポーツの祭典」であることは間違いありません。今は盛り上がっていなくても人気競技が始まり日本選手がメダルを取るような活躍を見せれば一気にヒートアップすることでしょう。スキージャンプやモーグル、フィギュアスケート、スピードスケート、カーリングなどには強くて知名度も高い日本人選手がいます。

　高木美帆、小平奈緒、新濱立也、羽生結弦、小林陵有、高梨沙羅、渡部暁斗、堀島行真、川村あんり、戸塚優斗ら期待の選手はたくさんいます。ゆっくり楽しみたいと思います。