幹事クリタのコーカイ日誌2021

[ 前日翌日最新今月 ]

1月29日 ● 1979年の竹富島。

 今日の「ブラタモリ」は竹富島でした。ご存知の方も多いかと思いますが、沖縄の八重山諸島、石垣島と西表島の間にあるサンゴ礁でできた小さな島です。350人ほどの人が住んでいるそうですが、年間の観光客は50万人という有名な観光地です。ブラタモリでも紹介していましたが、古い沖縄の風景が色濃く残っている島です。

 僕が竹富島に初めて行ったのは大学1年の夏休みですから1979年7月。もう43年近く前のことになります。高校からの友人の親戚が沖縄本島の北谷にいるので、そこに泊めてもらえば良いからと誘われて男3人で沖縄旅行に行きました。生まれて初めて飛行機に乗っての旅行でした。まだ沖縄が返還されてから7年。アメリカ領だった痕跡がいたるところに残っていた時代で、コザの街に行くと英語の看板やネオンサインばかり並んでいて「日本じゃない!」とショックを受けました。

 その旅行中に沖縄本島をくまなく回っただけでは飽き足らず、2泊3日で石垣島に行き、さらに石垣から船に乗って竹富島まで足を延ばしました。当時は竹富島の知名度はかなり低く、星砂のビーチがあるということで辛うじて認識されているくらいでした。実際、僕も星砂の入ったカプセルをお土産で買って帰ってきました。ただ星砂よりも感動したのは、白い道、赤い瓦屋根、そして美しいコンドイビーチでした。

 観光シーズンの7月半ばでしたが、石垣島やましてや竹富島まで行く観光客は少なく、コンドイビーチも人影はまばら。あの美しいビーチを悠々と独占していたのですから「ここまさに南の楽園だ」と大感動。その後、旅行と言えば沖縄、グアム、サイパン、パタヤ、プーケット、ケアンズ、ハワイと南の島ばかり巡るようになってしまいましたが、未だにコンドイビーチを超える感動を味わったことはありません。この時、石垣島の底地ビーチにも行きやはり感動して、八重山諸島の海が世界で一番美しいと未だに思っています。

 40年以上の時が経ち、今では竹富島も星野リゾートが開発したりしてすっかり観光地と化していますが、まだ素朴な離島だった時代に訪れることができたことは本当に幸運だったと思います。ブラタモリを見ながら、また行きたいという思いもよぎりますが、1979年の夏の竹富島の思い出だけで十分という気もまたしています。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」