幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月24日 ● 菅と岸田のスピード感の差。

 厚生労働省によれば今月20日時点で全国で休園した保育所が27都道府県327施設に上り、過去最多となったそうです。第5波で最多だった昨年9月2日時点の185施設(15都道府県)を大きく上回っています。保育所が休園になれば当然親も仕事を休まなければならなくなります。うちの孫の保育園も休園していて、たまに孫を預かっています。まあジイジとしては孫が来るのが楽しみな面もありますが、いつまでもこんなことが繰り返されていては、どんどん社会が壊れていくという危機感も強く感じています。

 いま第6波がピークを迎えています。そして3回目のワクチン接種は全くと言っていいほど進んでいません。医療体制は逼迫し保健所はもう限界です。感染学的な見地からではワクチン接種は平時に行うもので、ここまで感染が拡大してしまってからでは手遅れだということです。つまり3回目の接種は昨年のうちに行うべきものだったのですが、残念ながら自民党の総裁選と続く衆院選で政治日程が立て込んでしまってそれどころではありませんでした。

 僕は菅政権の政治姿勢を決して評価はしていませんでしたが、少なくともワクチン接種に関しては強権的なやり方が功を奏したと考えています。河野ワクチン大臣もそうでしたが、トップダウンでスピーディにワクチンを確保し一気に接種を進めたことは評価して良いでしょう。

 岸田政権は「手堅い」という評価は確かにできますが、裏表になりますが「遅い」です。感染対策はスピードが命ですが、ここまでスローではオミクロン株との駆けっこは惨敗です。しかもすでにオミクロン株の変異が海外では発見されているという報道もあります。ここまで広がれば当然変異もすることでしょう。仮にあと1ヵ月程度で第6波が終わってもまたその3ヵ月後には第7波の可能性があります。だったら3月頃にはワクチン接種をガンガン進めないといけませんが、果たしてスローな岸田政権でそれができるのでしょうか。



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