幹事クリタのコーカイ日誌2021

[ 前日翌日最新今月 ]

1月23日 ● チャンスボールの打ち込み方。

 今日の山本麻友美プロレッスン会では浅いチャンスボールを相手コートにかち込む時の打ち方を教わりました。これまではボールの落ちるところまでいって、しっかりどこにでも打てるぞと構えて相手の足を止めてから高い打点で打ち込んでいくというやり方で打っていました。もちろんこれで決まることもあるのですが、相手の待っているところに打ってしまうとカウンターで返されるので、相手の逆を突くとかしっかりコースを狙わないといけないし、相手のボールに勢いがないから威力が出しにくく力んで振り回してミスヒットをしたりすることも多かったのが悩みです。

 プロはこういうチャンスボールをガツンと強烈に打ち込んで決めてしまうので、その秘訣を教わりました。プロ曰く「走り込んで打つ」ことが大事だそうです。止まってその場で叩こうとすると体重移動が使いにくいので、どうしても腕で思いっきり振らなくてはいけません。振っている割にはボールにスピードが出ないし、振り回すことでミスヒットも起きやすいし疲れてしまいます。

 そうじゃなくて、ボールが落ちるところと打点をしっかり意識して、早くボールの落下点に入るのではなく、むしろ少し遅らせて走り込んでいって、その勢いで打ち込めばコンパクトに振ってもボールに威力が出せるというのです。 この場合に大事なことはなるべく打点を前に取ることだそうです。そうすれば走り込んでいった勢いを殺さずに体重移動のパワーを活かして打てるので、小さくコンパクトなスイングでも大丈夫だということでした。

 実際にやってみると確かに脱力して楽に振ってもスピードが出ます。ボールの落下点や打点をしっかり把握してタイミングを合わせて走り込まないと打てないのが初級者には難しいところですが、叩いたボールのスピードはグンと上がります。打点を前に取ることで振り遅れを防げますし、高い打点でも打ちやすくなります。それに走り込みながら打つことで相手前衛に与えるプレッシャーも強くなります。ちょっと技術は要りますが一撃で決めるショットとしては強烈です。

 恐らくもっと筋力があって背が高い若い男性なら止まった状態から叩き込んでもそれなりに威力は出るのでしょう。しかし女性や我々のような年配のプレーヤーが相手の遅いボールを強く叩きたいなら、前にいく勢いを利用するのが無理がないというのは納得です。また良いことを教わったので、実戦で使えるように練習あるのみです。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」