幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月22日 ● 初場所久しぶりの巴戦か。

 大相撲初場所の優勝争いが面白くなりました。14日目を終えて関脇御嶽海が2敗で単独トップ。3敗で追うのが横綱照ノ富士と平幕の阿炎、琴ノ若。今場所注目の力士が揃って好成績で勝ち進みました。実力力士揃いだけに誰が優勝しても不思議ではありません。千秋楽の取り組みは照ノ富士vs御嶽海、阿炎vs琴ノ若と直接対決が2番組み合されました。

 もし御嶽海が勝てばそのまま3度目の優勝です。しかもここ3場所で33勝と大関昇進の基準にも達します。今場所が昇進場所とは言われていませんでしたが、もし優勝となれば可能性は十分あるでしょう。もともと実力は誰もが認める大関クラスなのに、これまでメンタルの浮き沈みが激しく昇進を逃してきたので、このチャンスはつかみ取って欲しいところです。しかも貴景勝、正代の両大関は来場所カド番です。状況的にも御嶽海にはチャンスが巡ってきています。

 逆に照ノ富士が勝てば阿炎と琴ノ若の勝者と御嶽海の3人が3敗で並び優勝決定巴戦となります。こうなればやはり優勝候補筆頭は照ノ富士ということになりますが、勢いのある阿炎がくればどうなるかわかりません。巴戦は1994年以来ということですから実に28年ぶり。この時は曙、貴ノ浪、貴闘力による巴戦でした。時代を感じる懐かしい顔触れです。

 ちなみにこの頃は実力伯仲していたことと直接対決がない二子山部屋勢が一大勢力を築いていたことで、優勝決定戦が多かった面白い時代でした。1996年には史上唯一となる曙、若乃花、武蔵丸、貴ノ浪、魁皇の5人による決定戦も行われています。近年は朝青龍、白鵬とライバル不在の強い横綱が続いたせいか巴戦もありませんでした。久しぶりの巴戦になったら場内が沸きそうです。



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