これだけ感染者が爆発的に増えると、もはや誰が感染していても不思議はありません。恐らく無症状で検査を受けていない感染者が世の中にはウロウロしているでしょうから、どれだけ気をつけていても山奥でひとり暮らしをしているのでもない限りはコロナから逃げ切るのは難しいのではないかとさえ思えます。

　そういう状況下で政府は「まん延防止等重点措置」を適用する地域に13都県を追加することを発表しました。しかし果たして「まん防」が感染防止に今やどれだけ効果的な措置なのかは疑問です。これだけ市中感染が広がっているのに、相変わらず飲食店の営業時間を短縮したりするだけ。感染力が高い割に重症化はあまりしないオミクロン株は「まん防」では相性が悪いのではないかと思います。

　感染予防効果が薄い割に飲食店への打撃は絶大ですし、経済への打撃もかなり強烈です。これではコスパが悪すぎます。しかもこれが本当に最後ならまだしも、さらに変異株が生じて第７波がくることだって可能性を否定できないのですから、そろそろ毎度同じやり方ではなく、ウイルスの特性に合わせた別の手段を考える時期に来ているのではないでしょうか。

　ついでにテニスコートまで夜８時で終わらせるという措置も本当に考え直してほしいです。食事もしないし酒も飲まない、お互いの距離も取っているテニスコートでは昼か夜かは関係なく感染リスクはかなり低いのに、なぜ飲食店同様の時短をさせるのか全く意味不明です。