幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月10日 ● 王鵬が楽しみな初場所。

 大相撲初場所が始まっています。照ノ富士が大本命で対抗が貴景勝だと思いますが、その貴景勝が2日目で早くも土がついてしまい、今場所もまた照ノ富士の優勝が濃厚になってきてしまいました。今や完全に照ノ富士の力が抜き出ていて他に対抗できる力士がいない状況ですが、これでは見ていても面白くないので早くライバルになる力士が出てきてほしいものです。

 もっとも期待しているのは阿炎です。先場所も素晴らしい活躍でしたが、今場所もここまで連勝スタート。前頭6枚目ですからまだ上位とは当たりませんから、今場所も優勝争いに絡んでくるかも知れません。素質は以前から評価されている力士ですから、不祥事以降心を入れ替えてしっかり稽古を積んでいるのならこれから一気に番付を上げて大関昇進もあり得そうです。

 もうひとりの期待の力士は新入幕の王鵬です。父は貴闘力、そして祖父は昭和の大横綱大鵬です。大鵬は19歳で新入幕の場所に初日から11連勝、12日目に後のライバルである小結柏戸と対戦して初黒星をつけられたものの、12勝3敗の好成績を残しました。新入幕時点ですでに三役クラスの実力を示したわけですが、その後もトントン拍子に出世して入幕からわずか6場所で優勝して大関に昇進しました。

 さすがに王鵬にそこまでの大活躍を期待するのは酷かも知れませんが、いま幕内最年少の21歳ですし、これからの成長が本当に楽しみです。ちなみに幕内にいる若手というと、他に朝青龍の甥の22歳の豊昇龍と、琴桜の孫の24歳の琴ノ若の3人で、後は25歳以上になってしまいます。横綱の血縁の力士しか若手がいないという状況は、正直言って大相撲の未来は暗いと言わざるを得ません。30歳以上のベテランが多いのも、スポーツ医学の発展によって力士の寿命が延びたこともありますが、若手の突き上げがないせいだとも考えられます。新陳代謝を期待したいです。



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