幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月9日 ● 「鎌倉殿の13人」初回感想。

 三谷幸喜の大河ドラマ第3弾「鎌倉殿の13人」がスタートしました。初回を見た感想は、いかにも三谷らしいドラマで期待を裏切らないなということに尽きます。喜劇作家らしいコミカルなパートを随所に盛り込みながら、そこからシームレスにシリアスな場面へと展開していくところもいかにも三谷らしいですし、そのコミカルさとシリアスさを演じ分けられる俳優陣を起用しています。

 今回は主人公が北条義時ということで、源平ものと言っても遅めの時代設定になります。初回は八重姫と千鶴丸の悲劇のエピソードからスタートしました。八重姫を新垣結衣というキャスティングは当然スタートダッシュを狙ったものでしょう。序盤しか出番がない役ですが、タイトルロールでは小栗旬の次に出てきました。ガッキーは客寄せパンダですが、久しぶりのドラマ出演ということで話題性は十分です。

 今後は頼朝の挙兵から源平合戦、奥州合戦、さらに実朝暗殺から最後は承久の乱まで描かれることになると思われます。平清盛は松平健、源義経は菅田将暉、後白河法皇は西田敏行と、超重要人物には大物俳優がキャスティングされていて大河ドラマっぽさが全開です。他にも山本耕史、佐藤浩市や鈴木京香といった三谷ドラマ常連に、宮沢りえ、市川猿之助も出てくるので大河らしい華やかさが期待できます。

 逆に東京サンシャインボーイズ時代からの三谷組の役者は今回あまり出番がありません。梶原善はおそらく初回のみの登場でしょうし、浅野和之は富士川の戦いで死にます。小林隆、阿南健治、堀内敬子などはキャスティングされていますが、西村まさ彦、相島一之、甲本雅裕、小原雅人らは名前がありません。ただ三谷がドラマや映画で脚光を浴びるようになってから良く起用している俳優陣はまだ未発表の役柄にキャスティングされる可能性はあります。中井貴一、役所広司、香取慎吾、唐沢寿明、妻夫木聡、天海祐希あたりの大物が出てくればまた華やかで面白くなりそうです。

 そしてずっと出番が多いのは主人公の小栗旬を除けば源頼朝の大泉洋と北条政子の小池栄子でしょう。どちらも三谷幸喜の信頼厚い役者です。初回を見ていても、この3人の取り合わせなら間違いないという感じがしました。今後が楽しみです。



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