朝日放送の長寿番組「新婚さんいらっしゃい」で51年間も司会を務めてきた桂文枝がこの春をもって番組を卒業するということです。さすがの文枝もすっかり年を取り、定番の椅子から転げ落ちるのも危なくなってきたということですが、それで番組も終了かと思いきや、後任の司会者を立てて番組は継続するそうです。

　てっきり昨年「パネルクイズアタック25」を惜しむ声を押し切って終了させた朝日放送ですから、こちらも文枝がやめれば終了だと思っていました。アタック25は視聴率がそれほど悪かったわけでもなかったのに若い層が見ていないからという理由で終了になったのですから、連続の時間帯で放送されている新婚さんだって同じだと思うのですが、なぜこちらが終わらないのでしょうか。

　それについて理由はもちろん発表されていないのでわかりませんが、考えられるとしたら吉本興業への忖度でしょう。吉本興業としても吉本枠の番組として確保しておきたいでしょうから、番組を終了させるのではなく文枝の後任に吉本の芸人を押し込めれば問題ありません。吉本の大看板である文枝の後ですから、名前が通った吉本のベテラン芸人が後釜に座るのではないかと思います。

　浜田雅功、今田耕司、東野幸治、蛍原徹、岡村隆史、矢部浩之、藤井隆、宮川大輔、田村淳、高橋茂雄、陣内智則、川島明、山里亮太、ノブ。いくらでも候補者はいますが、レギュラーを多く持つ浜田や岡村、高橋、川島、ノブのような売れっ子はスケジュール的にも厳しいでしょうし、独身の今田や離婚経験のある陣内なども向いていないので、無難に素人と絡めそうでかつ良き家庭人として好感度も高い藤井隆が一番手でしょうか。思い切って女性にして友近とか渡辺直美、若手の粗品とかでも面白いかも知れません。