幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月7日 ● 最近のポピュラーソング。

 僕は子どもの頃からポピュラーミュージック、というか「流行歌」が好きです。商業的に成功している音楽を毛嫌いする音楽好きもいますが、むしろ一般に広く支持される音楽に興味があって、子どもの頃なら南沙織、天地真理、アグネスチャン、浅田美代子、郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎の新御三家などのアイドル、中学生になってからは山口百恵を別格にしながら、井上陽水やかぐや姫、チューリップなどのフォークソング、そして洋楽も聞きかじるようになりました。そのまま60歳になった今まで半世紀、その時代時代に流行っている音楽を楽しんできています。

 2010年代はジャニーズグループとAKB48グループ&坂道グループの時代でしたから、50代ながらもこの3つのグループもちゃんと聴いていました。そしてこの数年は音楽配信サービス、そしてYouTubeやTikTokからヒット曲が生まれるようになってきて、随分と流行っている音楽が変わってきました。米津玄師の「Lemon」、あいみょんの「マリーゴールド」、King Gnuの「白日」、Official髭男dismの「Pretender」、YOASOBIの「夜に駆ける」など最近のヒット曲はそれぞれに個性的でクオリティが高く、どれも良いなと思います。

 変わってきたなと最初に感じたのはRADWIMPSの「前前前世」と星野源の「恋」あたりからです。ヒット映画やドラマの主題歌ですが、以前ならマイナーで受けて終わっていたような曲がメジャーシーンのど真ん中に出てきたという感じがしました。この2曲の大ヒットがあったからこそ、ボカロから出てきた米津やYOASOBI、オルタナティブロック系のKing Gnuなどがメジャーとして受け入れられるようになってきたんじゃないかと、音楽評論家でも何でもないただの素人の流行歌好きながら思っています。

 ただYOASOBIにしても King Gnuやヒゲダンにしても、音楽的に高度で複雑過ぎて、反動的にシンプルな曲もまた受けるのかもという気もします。去年の「香水」のヒットもそのひとつですし、フォークソングっぽくてとっつきやすいあいみょんがずっとヒット曲を続けているのも、その親しみやすさ故という感じです。さらに藤井風のように難しいことをやっている割に、そう感じさせないアーティストも出てきたりして、ますます2020年代のポピュラーミュージックは面白くなりそうです。あとはBTSに負けない世界進出できるアーティストが出てくると良いなと思います。ピコ太郎だけでは寂しいので。



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