幹事クリタのコーカイ日誌2021

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12月27日 ● 「カムカムエヴリバディ」ヒロイン交代。

 NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」は3人のヒロインがリレー式でつなげていくという初めての試み。先週半ばに最初のヒロインである上白石萌音演じる「安子」編が終わり、深津絵里が演じる安子の娘「るい」編がスタートしました。安子には上白石の演技力の確かさもあってかなり感情移入して見ていたので、ラストの怒涛のどんでん返しの衝撃的な展開には驚きましたが、続いて始まったるいの物語は明るく穏やかなスタートで心安らかに見ることができています。

 脚本はかなり手の込んだ作りになっていて、伏線が数多く張られています。これまで回収された伏線もありますが、恐らく安子の物語で張られた伏線を回収するのが、るいの時か、はたまた最後のヒロインになる川栄李奈演じる「ひなた」編の時になるのかもわかりません。推測ですが、突然渡米した安子はアメリカでおはぎを作って商売を成功させて、言葉も通じない人々までも笑顔にしているのでしょう。そういうセリフを安子に喋らせた以上、アメリカで「たちばな」を再興している安子の姿が描かれるのではないかと思っています。

 るいはクリーニング店に就職し、そこで客である男性と恋に落ちそうな状況です。この展開は安子が松村北斗演じる稔と出会った設定と同じです。こうした母と娘の共通項も繰り返し見せながら親子3代を描いていくのだろうなと思われます。今週は1962年の大阪が舞台になっていますが、昭和30年代にしては随分と町が小綺麗な印象がします。朝のドラマだから仕方ないのかも知れませんが、あの頃の日本の都会はもっと薄汚れていたし人々のマナーも悪かったので、どこか知らない別の日本という感じがしてしまいます。

 48歳の深津絵里が今さら朝ドラのヒロインになったことには驚きましたが、上白石のあれほどの繊細な演技の後を受け継ぐには、若手女優ではどうしても見劣りしそうでしたから、深津で良かったと見ていて改めて思いました。18歳の設定はさすがに無理がありますが、川栄李奈の母役として共演もあるのだとしたら、その時に若手では姉妹にしか見えないでしょうから深津の年齢が大事です。逆に上白石との共演はないんだろうなと思います。

 これからおよそ2ヵ月は「るい」編でしょうから、深津の演技を楽しみたいと思います。とりあえず風間俊介と結婚するのか、それともオダギリジョーと結婚するのかが今のところ焦点ですが、僕は年齢的な釣り合いを考えるとオダギリジョーが本命かと推測しています。



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