幹事クリタのコーカイ日誌2021

[ 前日翌日最新今月 ]

12月26日 ● 今年締めくくりの発表会。

 先週のピアノに続いて今日はサックスの発表会でした。ライブハウスでのバンド形式の発表会は随分と久しぶりです。2年前に出るはずだったライブハウスでの発表会が台風で中止になったので、その前年の2018年以来3年ぶりとなります。一番楽しいのは生バンドで演奏することなので、この形式の発表会はいつも気持ちが昂ります。

 サックスの教室を変わってからでは初めての発表会参加なので、会場に着いても知り合いが誰もいません。まだ先生も来ていなかったので最初はひとりでポツンとしていました。狭いライブハウスに結構な人がいるのに誰も知っている人がいないというのは落ち着かないものです。そのうち先生が来て、さらに同じ先生にレッスンを受けている生徒のNさん(40代男性)とも話しをするようになってようやく少し気持ちが落ち着きました。

 リハーサルを軽くしてから本番まで約4時間待ち。開演してから20組以上も演奏が続くので、ずっと他の生徒さんたちの演奏を聴きます。発表会あるあるですが、大抵初級者を最初の方に出して、徐々に上級者へとトリに向かってレベルが上がっていくような順番になっています。僕の演奏順は後ろから3番目。この教室では初参加なのに随分と後ろに回されたものです。

 Nさんは僕の前。リハを聴いていても上手だったのでサックス歴は長いのかと思いきやまだ2年足らずだと言うので驚きました。他の楽器経験者なのかと聞いたらそうでもないということで、しかも発表会も初めてだというのですから、もしかしたら天才かも知れません。僕が2年目の頃なんて易しい曲を選んで吹いても緊張でガタガタになって失敗しまくっていたのに、Nさんはかなり技巧的な難曲を選んでいます。

 楽屋で出番を待っている時はさすがにNさんは緊張していましたが、実際の演奏はスムーズで全く問題なしでした。MCをしていたボーカルの先生と「初めてとはとても思えない」と感心していました。感心している間に僕の順番になったので、ステージへ。緊張はしましたがサックス歴が10年以上も後輩のNさんがあれだけしっかりした演奏をしたのですから自分がミスをするわけにもいきません。

 ライブハウスでの発表会が好きなだけあって、ステージも大好きです。適度な緊張感のまま最後までほとんどミスもなく、しっかり息も入れて吹くことができました。満点ではないですが楽しくできたので十分に及第点というところです。控室に戻って先生とNさんと3人で「良かった良かった」と笑顔です。還暦になって定年になってコロナにも罹ってずっと足首が痛かった2021年ですが、最後は楽しく締めくくることができました。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」