メルセデスベンツのＣクラスが７年ぶりにフルモデルチェンジをして日本にも今秋から入ってきました。僕は前の前のＣクラスに乗っていたのですが、先代のＣクラスも２日間くらいヤナセが貸してくれて乗っていたことがあります。随分と出来が良くて、特に1500ccなのに走りがしっかりしていることには驚きました。2000ccクラスの車と全く遜色ないのですからエンジンの効率が本当に良くなっているんだなと感動したものです。

　その後、昨年３月にＣクラスからBMWの３シリーズに乗り換えましたが、相変わらずＣクラスも気になる車であることには変わりません。なにせ評判では最新のＣクラスは「小さなＳクラス」だということです。見てすぐわかるようにエクステリアもＳクラスの雰囲気をまとっていますが、インテリアも大型のディスプレイを装備して全体の質感もかなり向上しているそうです。エクステリアは乗っていると見えませんが、インテリアは常に触れているものだけに上質だと気分がかなり違ってきます。

　さらに面白いのは4輪操舵システムもオプションで装備できること。賛否両論ある装備ですが、僕は大昔にホンダが4WSをプレリュードやアコードに装備した時に乗っていたのであまり抵抗がありません。これがあると小回りがめちゃくちゃ利くようになります。狭い駐車場での切り返しとか、交差点でのＵターンの楽さが全く違います。以前乗っていたジャガーなんてバスかと思うほど小回りが利かず苦労したので欲しい装備です。

　また近年車はモデルチェンジをするごとに大型化していくのがちょっと困るのですが、Ｃクラスも従来型より65mm長く、10mm広く、9mm低くなりました。よりスポーティなデザインになったわけですが、長さはともかく幅が1820mmにとどまったのは朗報です。日本で乗るには大き過ぎると駐車場や狭い道で苦労します。1820mmというのはギリギリのところで抑えてくれたなという感じがします。これに先ほどの４輪操舵システムをつければかなり取り回しは楽なことでしょう。

　まだ今の３シリーズを当分乗るので買い替え予定はありませんが、どこかのタイミングで試乗だけでもしてこようかな。