幹事クリタのコーカイ日誌2021 |
12月12日 ● ボレー改善の一歩目。 今日の山本麻友美プロのレッスンではボレーの改善をテーマに教えてもらいました。ボレーの基本はシンプルです。飛んでくるボールの高さにラケットをセットして、振らずに当てて足で前に運ぶ。言ってしまえばそれだけなのですが、実は「ラケットのセット」にしても「当てて」も「足で」も、それぞれ細かく正しい方法があります。40年以上にわたって自己流でボレーをしてきた僕は基本からかなり外れたボレーを身につけてしまったので、これを改善するということは、基礎工事からやり直す家の改築に似ています。 まずフォアボレーの「ラケットのセット」です。基本は肘を身体より後ろに引かないで腕を前に伸ばしてセットするのですが、ここで「ハイル・ヒトラー」みたいな感じで真っ直ぐ斜め上に腕を伸ばすのではなく、手首を立て背屈させてグリップが一番前になるようなイメージでセットします。ボールの高さにこのグリップを合わせて、小指からリードするように斜め下方向にラケットを引き下ろしてボールに当てます。そうすると手首を使わずにボールを打つことができるので面のブレが少なく、スライス回転がかかるのでネットにかけずに滑るボレーが打てます。 フットワークについても問題があるのですが、とりあえずはまずこのラケットワークを身につけることが今日の目標でした。手首を背屈してラケットを高くセットし、ボールに向かって小指方向からコンタクトするというところに照準を合わせて球出しをしてもらいました。最初はラケットのセットが低かったり、ラケットを被せたりしてミスをしてしまいましたが、次第にクリーンに当たってスライス回転でボレーできるようになりました。第1段階は辛うじてできたという感じです。 ただボールの高さにグリップを合わせるというのが、これまでやってきた自己流ボレーと違うので感覚的に合わず、ついラケットのフェース面をボールの高さに合わせてしまいます。これだとラケットを斜め下ではなく横に振ってしまうので、ボールを浮かしたり、ラケットを被せてネットしたりします。しっかり意識すればグリップをボールの高さに合わせることはできるのですが、反射的にボレーをするとこれまでの癖が出ます。ボレーは考える時間が短いので、反射的にラケットを正しくセットできるようにするにはもっと練習が必要なようです。 サービスの改善はかなり時間がかかりながらも少しずつ変えていっていますが、ボレーもどれだけ時間がかかることやら。できたら来年1年間くらいで基本に則ったボレーを打てるようになりたいところですが。 |