幹事クリタのコーカイ日誌2021

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12月5日 ● 生まれ変わったらユーチューバー。

 人材派遣会社のスタッフサービスの調べによるとZ世代が生まれ変わったらなりたい職業の1位がユーチューバーだそうです。うん、わかります。僕もそれには賛成です。タレントやお笑い芸人やスポーツ選手のような特別な才能も人並外れた努力も要らない気がするし、子どもの頃からの英才教育も必要なさそうだし、初期投資も大してかからないし、何より変なしがらみが無く、人間関係も気を遣わないで済むし、叱られたりパワハラを受けたりもありません。それでうまくいけば大金持ちになってアイドルと結婚できるかも知れないのです。

 遊びの延長線上にあって好きなことをしてお金を稼げるんだから、Z世代じゃなくたってユーチューバーになりたいと思います。ところが調査結果では意外とそうなっていません。26歳から40歳のミレニアル世代と41歳から50歳の就職氷河期世代は「ITエンジニア/プログラマー」、51歳から60歳のバブル期世代では「公務員」が1位だそうです。生まれ変わってもそれじゃああまり楽しくなさそうです。特に公務員って。そこにあるのは「安定」だけ。バブルの時には公務員なんて全然稼げないつまらない仕事だって見下されていたのに。

 まあZ世代は夢を語ったのに、それ以外の世代は現実を考えたのだろうということは理解できます。ユーチューバーの競争の激烈さや苦労はZ世代だってわかっていることでしょう。言うほど甘い世界じゃないことなど10代後半になれば理解できます。それでもギリギリできるかも知れないと夢を語れるのが若者ですし、逆に現実的に考えたら人生を無駄に消耗することなく、時代の激しい変化があっても手堅く生き残れそうなのがIT関係か公務員だろうと判断したのが社会人の中堅ベテランということです。バブルの時にバカにされていた公務員が結局トータルで考えたら一番良かったと、バブル期世代だからこそ思うのでしょう。

 僕自身は生まれ変わっても同じ1980年代〜2000年代に働くならやっぱり広告かテレビの世界に進みたいと思います。この間、広告とテレビはお金もあったし、とっても楽しく生き生きとしていた時代でした。でもこれからの時代に働くと考えたら日本に拘らずグローバルに活躍できる仕事を選びます。住む場所を選ぶ必要のない、アメリカでもヨーロッパでもアジアでもできる仕事。子どもの頃から英語とITスキルをしっかり身につけて日本よりも豊かな国で働くことを考えます。もちろんユーチューバーでも良いですけど。ちなみに才能とか全部抜きにして完全に夢としてなら錦織のような世界的テニスプレーヤーになりたいですけどね。



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