宮沢賢治ではありませんが、今日のテニスは大変な天候の中でやりました。そもそも冬型の気圧配置になるから寒くなることは覚悟はしていました。この地域特有の「伊吹おろし」と呼ばれる北西からの冷たい風が強く吹いています。さらに雲はぶ厚くて日が差さないどころか、断続的に雨が降ってきてしまうような悪天候でした。

　６面あるコートのうち我々は２面使っていたのですが、他の４面は雨が降り出したらベンチに引っ込んで雨が止むのを待っていましたが、我々だけは雨の中を誰もやめようとも言わずプレーを続けています。風で斜めになって降ってくる雨を横顔に受けながらの冬のテニスは、まさに雨にも風にも負けない宮沢賢治状態でした。

　テニスをしない人が見たら「よくやるよ」と思われるような光景です。しかも今日のメンバーはジュニアが２人いたとは言え、後は20代1人、30代1人、40代３人、50代4人、60代1人と中年が主力で高齢化が進んでいます。さすがに風邪を引かないかちょっと心配になりました。

　とは言え、昔は雪が横殴りに吹き付けてくる中でもテニスをしたこともある「テニスバカ」なサークルです。この程度で挫けるメンバーは誰もいません。テニスの楽しさが雨風に勝るのです。いや、もちろん快適な屋内コートでぬくぬくとテニスする方がそりゃ良いですけど。