幹事クリタのコーカイ日誌2021

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11月26日 ● 白熱の日本シリーズ。

 今年の日本シリーズは毎試合手に汗握る接戦が続いていて見ていても本当に面白いです。しかも初戦のような緊迫した投手戦もあれば昨日のような長打による逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームもあります。采配の妙も逆に失敗もあり、主力選手、控え選手、ベンチワークそれぞれに見ごたえがあって、ここまでドラマチックな展開になるとはさすがに予想していませんでした。

 昨日は8回裏ヤクルト山田の劇的な同点3ランで本来なら完全にヤクルトに流れがいって決していた試合でした。なぜ連続四球とストライクが入らないヒギンスを中島監督は交代させないのかと素人でも思ったはずです。不振の山田がここぞで見せた意地の一発。ヤクルトファンが思わず涙を流して喜んだ気持ちもわかります。ところが9回オリックス代打の切り札ジョーンズの完璧な決勝ホームラン。今シリーズは外国人投手が決定的な投げミスをするシーンが目立ちます。マクガフの甘い球を見逃さなかったジョーンズはさすがでした。

 2勝3敗と依然ヤクルトが王手をかけた状態ではありますが、神戸に戻ることになったオリックスにも逆転のチャンスは十分にあります。本拠で待ち構えるのは山本、宮城の2枚看板。オリックス打線がすっかり復活しただけに、この強力な左右のエースが投げれば連勝の可能性はかなり高いでしょう。特に山本はほとんど打たれる感じがしません。なので勝負は第7戦の宮城にかかってくるのではないかと思います。

 対するヤクルトは初戦で好投した奥川と2戦目で完璧な投球を見せた高橋がどういう順番で投げるのかです。順番通りなら奥川が先ですが、最終戦までもつれ込むと雰囲気的にオリックスが完全に優位に立ちますから、6戦目で決めるつもりで高橋という手もあります。逆にそれで負けて最終戦で奥川では2年目の若手にプレッシャーがかかり過ぎると思えば最終戦こそ高橋という手も考えられます。山田、村上と吉田、杉本。両チームの3番4番が復調傾向にあるだけに、勝負のカギを握るのはやはりベンチの継投策次第ということになりそうです。高津監督の手堅さか中島監督のイリュージョンか。面白くなりました。



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