幹事クリタのコーカイ日誌2021

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11月6日 ● テニスと年齢差。

 今日のサークルには声変わりしたばかりの中学生、20代前半の兄弟、アラサーの元コーチたち、30代半ばの元インカレ選手、40代の運動不足、50代の故障持ち、そして還暦を迎えた僕まで幅広い年齢層のメンバー18人が集まりました。10代1人、20代2人、30代4人、40代5人、50代5人、60代1人です。1986年にスタートした時には20代限定だった我がサークルが、今や10代から60代までが集う幅広い年齢層のサークルになったことに感慨深いものがありました。

 「生涯スポーツ」と言われるテニスですが、ゴルフと違って格段に運動量が多く瞬発力、筋力、スタミナ、さらには動体視力などを必要としますから、年齢差による身体能力のギャップは相当なものがあります。全日本ベテランなどは5歳刻みでクラスが分けられていますが、それでもその中の5歳差が結構厳しいとベテランで全国大会に進出しているサークルのメンバーが言っていました。5歳差でもハンデを感じるのに、20代と60代では正直かなりの差があります。真っ向勝負では到底太刀打ちできません。

 それでも一緒に楽しめるのはダブルスという種目があるからです。同じテニスとは言え、ひとりで広いコートを全面カバーしなければならないシングルスと違って半面で済みますから、それだけでも脚力やスタミナの差を縮めることができます。ペアがいるのでサーブを打つのも半分の回数で済みますし、前衛にいるときはボレー中心なのであまり体力も要りません。さらにそのペアが若ければカバーする範囲を5:5ではなく6:4、時には7:3くらいで守ってもらうことも可能です。

 さらにダブルスはシングルスよりも戦術によるところが大きく、長年鍛え上げたテクニックとメンタルも駆使して「大人のテニス」を展開すれば単調な力押しの若者のテニスを打ち破ることも不可能ではありません。最年長でしかも足首痛に悩まされている僕が若い連中と一緒に楽しめるのもこうした競技特性のお陰です。

 ただボールの速さはシングルスもダブルスも変わりません。むしろダブルスの方が至近距離からアタックをかけられることもありますから、それに反応できる能力がないと一気に危険な競技になってしまいます。今はまだ辛うじて20代と一緒にテニスができていますが、彼らのボールに反応できなくなったらもうステージを変えて中高年限定のメンバーでやらざるを得なくなるかも知れません。その日が来るのが何年後なのか。できたらあと10年くらいは若い連中とテニスを楽しみたいと思っていますが。



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