幹事クリタのコーカイ日誌2021

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10月17日 ● 激減したコロナ感染者数。

 第5波が終わり緊急事態宣言も解除されてから半月あまり。今日17日のコロナ感染者数は全国で429人。1年ぶりに500人を下回ったそうです。東京40、大阪71、愛知29。11県ではゼロでした。これだけ見るとすっかりコロナは収まってきた感じがしますし、そりゃ政府はGO TOキャンペーン再開を考えるわけです。これが本当なら良いことなんですが、素人ながらも少々不自然な感じがします。

 重症者数が減るのはワクチン接種が広がったお陰だというのは理解できますが、感染者数がここまで極端に減るのは理由がよくわかりません。第5波のピーク時は全国で25000人を超えていたので50分の1以下、都市圏では100分の1です。人流が10月になって減ったわけではもちろんないし、ワクチンは接種していても感染はしますし、未接種者が若い世代を中心に3割いるのですから、100分の1になるのは理由がよくわかりません。

 感染者数が減っている原因は単に検査を受けていないのではないかと思います。特にアクティブに動いている若い世代は症状がごく軽かったら大半は検査なんか受けないことでしょう。潜在的にはもっと流行している可能性があります。季節的な要因も考えらえるので、これから再び感染者数の増加が始まる可能性が高いですし、それが第6波として年末年始に緊急事態宣言発出もあり得ます。よくわからないままに減っていけば、またよくわからないままに増えていっても不思議はありません。

 まだ油断できる段階ではないと思いますが、こうして平穏に収まっているうちがチャンスですから医療体制の構築を進めておいてもらいたいものです。第5波の時のように自宅待機者が十分な対応もされずに亡くなっていくような悲劇を繰り返してはなりません。それからもっと手軽に検査を受けられるようになぜいつまで経ってもしないのか、それもわかりません。ワクチンを打つ打たないは個人の自由だとしても「検査と隔離」は感染症対策の基本でしょう。特にワクチン未接種の人には検査を徹底しておくべきだと思います。早くコロナを抑え込んで経済を回し日常を取り戻さないと、どんどん社会が壊れていってしまいます。



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