幹事クリタのコーカイ日誌2021

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10月10日 ● 珊瑚婚式。

 結婚25周年は銀婚式で50年は金婚式というのは有名です。それ以外にも1周年が紙婚式、30年が真珠婚式、60年がダイヤモンド婚式ということを知っている人も多いかも知れません。始まりはドイツだということですが、実際に銀婚式や金婚式以外はそれほど一般的ではないと思います。また知っていても特に何もしなかったという人も多いでしょう。実際僕も銀婚式は何も特別なことはしませんでした。自分の両親には銀婚式の時に北陸への温泉旅行をプレゼントしましたけど、子どもたちにそれを言っても「まだ働いてないし」と言われて終わりでした。

 それから10年が経ち、今日は結婚35年の珊瑚婚式でした。35だから「サン・ゴ」だという説もありますが、英米でも「Coral」だそうなので、この語呂合わせ説は少々怪しいのではないかと思いますが、それにしても35年も経ったのにサンゴでは安いなぁという気はします。サンゴをプレゼントするわけでもないので何でも良いんですけど、当然子どもたちからも何もありませんでした。

 ただ35年が早かったという思いだけは強くあります。僕が生まれたのが昭和36年、つまり35年前は昭和元年。昭和元年は12月25日からですからその年のほとんどは大正時代です。大正天皇の崩御から戦前戦中の動乱、戦後復興と独立、伊勢湾台風と60年安保闘争までの35年間。世の中がひっくり返るくらい激しく移り変わっていくほどの長い時間が35年なのに、その同じだけの時間が結婚してからもう過ぎたということに驚くしかありません。

 結婚した1986年はチェルノブイリ原発事故が起き、ハレー彗星が大接近し、W杯メキシコ大会でマラドーナが伝説の5人抜きや「神の手」で大活躍。中森明菜とマドンナの全盛期で「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が大ヒットしました。バブル景気直前で株価が上がり始めていて、次は不動産が上がるぞというタイミングだったので、僕はマンションを買いたくてそのために結婚をしようと決めたのです。そんな理由で結婚した割にはよく35年間も続いたものだと思います。

 金婚式まであと15年あります。何とかたどり着ける可能性はありますが、どうなるか確信は全くありません。あまり先のことは考えずに、目の前の1年1年を積み重ねていくようにした方が変にストレスをためずに良いような気がしています。



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