幹事クリタのコーカイ日誌2021 |
10月4日 ● 大谷の2021年終了。 二刀流として過去最高の活躍をみせた今年の大谷翔平。最終戦で有終の美を飾る46号を放ち100打点目を記録しました。最終成績は打者として155試合に出場し、打率2割5分7厘、46本塁打、100打点、26盗塁。投手としては23試合に先発し、9勝2敗、防御率3・18。本塁打王と10勝こそ達成できませんでしたが、投打ともに期待を上回る活躍で、MVPの最有力候補と言われています。 記録もさりながら今年の大谷はとにかく1年間ずっとファンをワクワクさせてくれたことが素晴らしいところでした。投げて打って走って、フェアプレーで紳士的な振る舞いを続け、常に笑顔。「野球少年」がそのままメジャーリーグで溌剌と楽しそうに野球をしているという姿が最高でした。そして怪我もなく1年を通して二刀流で出場を続けることができたというのも大きな成果でした。 今年の活躍で来年も二刀流を続けることは間違いないでしょうし、年間を通して出場するための体のケアやリカバリーについてのノウハウも蓄積されたことでしょう。今年のオフにしっかり休養をして、来年こそ今年達成できなかった打撃タイトルとベーブルース以来の二桁本塁打&二桁勝利を達成してくれたら最高だと思います。 唯一の懸念点はエンゼルスが弱いことで、そのために今年終盤は打者として勝負してもらえず、また投手としても援護が得られませんでした。チームがもう少し強ければホームラン王も10勝も可能だったのではないかと考えると、本当にこのままエンゼルスで良いのかという気はします。何より記録云々以前に弱いチームにいてプレーオフにも出られないというのは選手として不完全燃焼でモチベーションが上がらないことでしょう。 体力的に恐らく二刀流をそれほど長く続けることは難しいのではないかと思います。せいぜいあと数年だとしたら、それまでにワールドシリーズ制覇を狙える強いチームに移籍してシーズン最終盤まで活躍するところを見たいものです。大谷が投げて打って世界一になるというまさにマンガの世界を実現してほしいので、エンゼルスは大谷の二刀流に理解がありますが、どこかでチームを離れる決断をした方が良いのではないかと思います。 |