幹事クリタのコーカイ日誌2021

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9月26日 ● ボレーの得意と苦手。

 自分の中ではフォアボレーは比較的得意でバックボレーは苦手だと思っています。フォアボレーはコースもコントロールもできるしパンチも出せるし守備範囲も広いのに対し、バックボレーはそのどれもできない上にミスヒットも多いからです。今日の山本麻友美プロのレッスン会では、その苦手でミスが多いバックボレーを何とか矯正できるようにしてもらおうと思っていました。

 ところが山本プロに「バックボレーがうまくいかない」と言ったら、「いや、多分逆ですよ。クリタさんはバックボレーの方が安定していてフォアボレーの方がちょっと気になるところがあります」と言われてしまい驚きました。えー、どこが?という気分です。

 山本プロ曰く、僕のバックボレーはシンプルにラケットを高くセットしてきちんと面を開いて上から下に打っているからミスが少ない打ち方だと。逆にフォアボレーは横振りになっていて、特に逆クロスへのボレーは手で持って行こうとするのでミスが多いと。言われてみればそうしている気がします。バックは苦手だと思っているからか、シンプルに打っているし、フォアはできると思っているせいか、いろいろとこねくり回しているようです。

 ではなぜバックボレーの方がミスが多いと感じるかですが、山本プロに指摘されたのは速い突き球を打たれた時に足が動かずに上半身、特に手だけで処理しようとしているから、全体に力が入ってガチガチになってミスをしているそうです。そもそも手だけでコントロールしようとすることが多いフォアボレーはそれでも何とかなっているけれども、余裕のある時にはきちんと足を動かしてセットして打っているバックボレーは手だけで打つとミスが増えるということです。

 それも言われてみれば納得で、バックボレーのミスは緩いボールやチャンスボールよりも速い突き球の時に起きていることがずっと多いです。焦って足が止まって腕だけで打とうとしているからミスしていたという事実はプロに指摘されるまで気づいていませんでしたし、「得意が苦手で苦手が得意」ということも同じくわかっていませんでした。

 というわけで、プロからは速い突き球に対してもきちんと足を動かすようにアドバイスされました。そうすることで焦りがなくなり硬さも取れて落ち着いてボレーできるようになります。そして何より自分の感覚は実は思い込みに過ぎずあまり当てにならないこともわかりました。やはり外からの信頼できる確かな目というのは大事だなと思います。



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