幹事クリタのコーカイ日誌2021

[ 前日翌日最新今月 ]

9月7日 ● 全米オープンに18歳旋風。

 全米オープンもいよいよ準々決勝に入ります。すでに錦織も大坂も姿を消してしまったので日本での報道はトーンダウンしていますが、テニス界的には十分に盛り上がってきたところです。特に18歳の若手選手たちが活躍しているので、ベテランから若手まで幅広い選手がベスト8に入ってきて楽しみな準々決勝になりました。

 まず男子ではスペインの新星18歳のカルロス・アルカラスです。ナダルの後継者と言われていて、今大会では3回戦で第3シードのチチパスを破っていて、オープン化以降全米オープンで準々決勝に進出した最年少のプレーヤーとなりました。しかも準々決勝の相手が21歳のオジェアリアシム。新世代同士注目の対決です。

 女子では大会中に19歳の誕生日を迎えたフェルナンデスが3回戦で大坂、4回戦で2016年の全米覇者ケルパーを破って勝ち上がってきました。さらにもうひとり18歳のラドゥヌカも予選からここまで全てストレート勝利での快進撃。フェルナンデスの次戦は第5シードのスピトリーナ、ラドゥヌカの相手は第11シードで東京五輪金メダルのベンチッチ。どちらも経験豊富な強敵です。

  年間グランドスラムを目指すジョコビッチは順当に勝ち上がってきました。いよいよここからが本番です。準々決勝は第6シードでウィンブルドンの決勝でも対戦した第6シードのベレッティーニ、順当なら準決勝は第4シードのズベレフ、決勝は第2シードのメドベージェフということになりそうです。ビッグ3を追撃する若手世代の代表たちによるジョコビッチ包囲網と言っても良いでしょう。

 5セットマッチでは圧倒的な強さを見せつけてきたジョコビッチですが、さすがにこのメンツ相手に3連勝は大変なことです。逆に言えば誰がジョコビッチを倒して世代交代の象徴となるのかの戦いです。もちろんアルカラスかオジェアリアシムがメドベージェフも倒してジョコビッチとの決勝に駒を進める可能性もあります。それはそれで面白い対決になります。楽しみな終盤戦になってきました。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」