幹事クリタのコーカイ日誌2021

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9月2日 ● 痛恨の黒星スタート。

 テレビで見ていて前半から嫌な感じはしていました。日本の攻撃はなんだかチグハグで噛み合っていないし、オマーンの攻撃陣の鋭さに対応が遅れているように感じました。なにより格下相手のホームでの戦いということで気の緩みがあるのではないかという印象でした。なんとなくサッカーをやって、それでもなんとなく勝てるのではないかという雰囲気が選手にもベンチにもマスコミにも、我々観戦しているファンにもあったと思います。

 そんなにサッカーは甘くありませんでした。長友のハンドこそVARで取り消されたものの、結局終盤になって全体に足が止まってきたところでクロスを上げられての決勝ゴール。主将の吉田が試合後に「負けるべくして負けた」と語っているように、絶対勝つんだという意気込みが薄く質の低いサッカーをしてしまったということでしょう。

 富安が欠けて戦力的にベストメンバーを組めなかったということもありますし、欧州組は移動の疲労があったのかも知れませんが、なにより初戦の怖さが出てしまったという気がします。森保監督も押されていても何か手を打つわけではなく、ズルズルと負けを喫してしまったのは監督としての力量不足もしくは慢心があったのではないかと思います。

 最終予選前にはグループAに比べて楽なグループに入ったと思われていました。強敵はオーストラリアくらいで、それも最近は相性が良いし、サウジアラビア、中国あたりは普通にやれば勝てる相手だと。なにより韓国と分かれたのはラッキーだと。そういう油断が生んだオマーン戦の敗退だったのではないかと思います。

 まだ10試合のうちの1試合に負けただけです。そう思えばこれから勝ち続ければ問題ないとも言えますが、果たしてグループBの中でもさして強敵と目されていなかったオマーンにホームで負けた日本が、立て直して残り9試合で勝ち点を伸ばしていけるのかちょっと不安です。前回大会の時にも最終予選初戦でUAEに負けましたから、今回もこれがカンフル剤になってチームが引き締まれば良いのですが。



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