幹事クリタのコーカイ日誌2021

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8月15日 ● アタック25で東大王敗退。

 今秋で番組終了が発表されている「アタック25」ですが、今日はクイズ好き大学生大会でした。全員がクイズ研究会所属ということで、ハイレベルな大会になると期待して見ていたのですが、残念ながらクイズ研に出すには問題のレベルが易しすぎて単なる早押し競争になっていた感があり、しかも意外に早押しがみんな遅くて長年のクイズファンとしては少々物足りない回でした。

 出場者は京大、駒大、熊大、東大の4人。東大と京大のクイズ研は有名ですが、他のふたつは知られていないので、東大と京大の争いになるのかと予想していました。京大の出場者はクイズ作家をしていると言うし、東大の出場者の川上諒人は「東大王」にも出演していて、しかも伊沢と並ぶほどの実力の持ち主だと紹介されている有名人です。東大王ではいまひとつ言われているような実力をまだ見せていないので、ここでの活躍を期待していました。

 ところが実際の展開は全然思っていたのとは違いました。駒大や熊大がリードしていく展開で、京大も答えはするのですが角が取れずに思うように枚数を伸ばせません。東大川上は最初出遅れたものの、アタックチャンス後にはパネル運が良く優勝争いに加わってきました。どうなるかと思ったのですが、最終的には熊大が優勝、京大もそれなりの実力およびちょっとユニークなキャラクターは見せたと思います。

 残念だったのは東大川上で、伝えられるその実力を発揮することなく終わってしまった印象です。アタック25はパネルを取るタイミングと戦略が重要なので、クイズの実力があったとしても勝てるとは限りません。ただ実力が一番重要なファクターであることも確かです。その実力にはペーパーテストの実力以外に、早押しの技術と出題傾向の読み、さらに対戦相手との駆け引きが加わります。そして最終的には「運」がモノをいうのですが、その運をどれだけ自分で引き寄せるかという勝負です。

 東大川上には今回そのトータルな意味での実力がなかったということでしょう。テレビ慣れしているという点では他の3人よりもはるかに有利だったはずですが、逆に東大王という立場がプレッシャーになって足を引っ張ってしまったのかもという気もして、そう考えると少々気の毒な気がしました。以前に宇治原が出てゼロ枚で惨敗した回を思い出してしまった番組ファンは僕だけではないと思います。



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