幹事クリタのコーカイ日誌2021

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8月4日 ● 金メダル噛みつき事件。

 オリンピックのソフトボールで金メダルを獲得した名古屋市出身の後藤希友が4日、名古屋市役所を訪れ、金メダル獲得を河村たかし市長に報告した際に、金メダルを首にかけてもらった河村たかし市長が金メダルにかみついた事件。あり得ないというか、大炎上しているのも当然です。コロナの感染対策としてもあり得ないのですが、それ以前にアスリートに対するリスペクトもないし、そもそも人として他人の大事な宝物にいきなり噛みつくということがどうなんだという話です。

 河村市長が金メダルに噛みつく行為にいたったのは、近年ずっとアスリートたちがメダルに噛みつくパフォーマンスをしてきたからです。昔は誰もそんな変なことはしていませんでしたが、2000年シドニー五輪で高橋尚子が金メダルを噛んだあたりから、みんなが広くやるようになってきたように思います。それ以前にもメダルを噛む選手はいましたが、一般的になったのは21世紀になってからでしょう。2006年トリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香がメダルを噛むことを拒否した話がありましたから、多分その頃にはすでに当たり前になっていたのだろうと推測されます。

 正直言ってメダルを噛むという行為自体に意味がないし、不衛生だし、メダルに傷がつく可能性があるので、最近は批判的な声が多いようです。もうこの「河村噛みつき事件」を機会にみんなすっぱりとメダルを噛むことをやめれば良いと思います。「バカが真似をするからやめましょう」という教訓になれば、河村の愚行も役に立つし、メダルを噛まれた後藤希友も少しは救われるかも、いや、救われないなぁ。組織委員会、可哀想だから彼女の金メダルを交換してあげてくれないでしょうか。メダルも彼女の心も傷ついたと思うので。



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