幹事クリタのコーカイ日誌2021

[ 前日翌日最新今月 ]

8月3日 ● サッカー3位決定戦へ。

 男子サッカーの準決勝スペイン戦は延長後半にスペインのOA枠で途中出場のアセンシオに見事なゴールを決められて1-0で敗退しました。この試合に勝てれば1968年メキシコ五輪の銅メダルを超える銀メダル以上が確定しただけに本当に残念です。あのメキシコ五輪は僕も覚えていますが、絶対エース釜本邦茂が大会得点王になる大活躍で、当時の日本サッカーのレベルでは考えられない奇跡の銅メダルを獲得。その後の日本に一大サッカーブームを巻き起こしました。僕もサッカーシューズを買ってもらってサッカーに熱中したものです。

 僕は釜本タイプではなかったので釜本にセンタリングを上げる快足ウィング杉山隆一を目指していました。杉山は左ウィングでしたが、僕は右利きだったので右ウィングでサイドを駆け上がって右足でクロスを上げる毎日を送っていました。サッカーの入門書を買ってもらってメキシコ五輪メンバーの戦術を一生懸命に勉強しました。僕の中でサッカーが一番ブームだった時代です。その後、日本のサッカーはまた低迷期に入ってしまい、サッカー人気も萎んでしまいました。1993年にJリーグが発足するまではサッカーの話題をしても誰も話についてきてくれない寂しい時代でした。

 今はあの頃とは全くサッカーを取り巻く状況が違います。日本はW杯の常連国になり、メキシコ五輪の時とは違い本気で金メダルを狙えるとみんなが思っていました。実際、今日のスペイン戦は延長後半まで粘ってチャンスを窺っていたのです。僕は残り6分を守り抜いてPK戦に持ち込めばどうなるかわからないぞと期待していましたが本当に惜しかったと思います。

 ただひとつ疑問点が残るとしたらなぜ久保と堂安を交代させたのか、です。もちろん疲れていたからでしょうが、日本で唯一得点の匂いを感じさせる2人を交代させてしまったらもう守るしかありません。しかし前線で積極的にディフェンスもする2人を代えたのでは自陣に退いて守ることになり、結果として守り切ることができませんでした。あの2人の交代だけはちょっと納得がいきません。

 ともあれ、残すは3位決定戦のみです。53年ぶりのメダル獲得をかける戦いになります。1次リーグで勝っているメキシコ相手ですが、勝っていることが有利に働くのか不利に働くのかわかりません。ただ強敵であることは間違いないので厳しい戦いになります。今日の試合もそうでしたが、こういう時に無観客なのは痛いです。大応援団がいたらかなりの後押しになっていたでしょうが、無観客になったことでサッカーに限らず日本の選手たちの背中を押し切れません。仕方ないことはわかっていますが残念です。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」