幹事クリタのコーカイ日誌2021

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8月2日 ● デルタ株とワクチン。

 オリンピックが開催されれば感染爆発が起きると言われていましたが、実際にオリンピック開幕前から感染者数は爆発的に増加しました。ただそれが本当にオリンピックのせいなのかどうなのかはわかりません。科学的なデータに基づいているわけではなく、オリンピック嫌いの人がそう言っているだけのような気もします。また実際にオリンピック関係者が感染を広めているわけではなく、オリンピックを開催していることで国民の気が緩んでいるからという意見にも一理ありそうな気もします。

 ただ感染者数の増加はオリンピック云々よりも、感染力が格段に高いデルタ株に置き変わってきているからという方が、同じ推論ならはるかに説得力があります。なぜならオリンピックを開催していない他の国、イギリスのようなワクチン接種が進んでいる国でもデルタ株によってやはり感染者数が一気に増えているからです。そもそもワクチンを打っていても本人が重症化しないだけで感染させる力は変わらずあるそうですから、マスクなしで会食をしたらやっぱり感染させてしまうのです。そこにまだワクチン未接種の人が同席していればその人は重症化する可能性も高くなります。

 何より大事なことは医療崩壊を防ぐことです。それによってコロナだけではなく、それ以外の病気や怪我で助かる命が助からないような事態を避けることができます。従来株なら若者は感染しても軽症で済むから大丈夫だと思われていましたが、デルタ株では若くても感染したら入院しないと死んでしまう可能性が高くなりました。逆に言えばワクチンを打っている同士なら会食や旅行も比較的「安心安全」ということになります。

 ワクチン接種は強制ではありませんから本人が打ちたくなければもちろん打たなくて良いですが、このままいくとワクチン未接種の人は会食に誘えないとか、ライブハウスに入れないとか、飛行機に乗れないといったことが起きるかも知れません。それは「ワクチンハラスメント」だと言われるかも知れませんが、実際に例えば居酒屋やバーが「ワクチン未接種者入店お断り」の貼り紙を出さないとは限りません。まあワクチンを打たないで飲み屋に突入していっても感染して困るのは本人なんですが、そういう人に限って「いや、私は大丈夫だから」と意味不明な自信を持っていたりするんで困ります。



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