幹事クリタのコーカイ日誌2021

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7月26日 ● 13歳、真夏の大冒険。

 今日も午前中のスケートボードから午後のアーチェリー、柔道、そして夜の体操、卓球とオリンピック三昧。そしてあまりにも今の日本のアスリートたちが勝負強いので感心してしまいました。決してメダル至上主義ではないのですが、やはり勝負事なので「勝ち切る」強さは素晴らしいですし、しかもその勝ち方がみんな堂々とかつ爽やかなのは感動的です。

 かつての日本選手は「重圧に弱い」と言われてきました。特にオリンピックのような国際的な舞台では日頃の実力を発揮できずに敗退していく選手が多数いました。そしてそんな中で勝てるメンタルが強い選手はある意味「変わり者」扱いさえされていたと思います。

 ところが今日は日本選手最年少金メダリストのスケートボードの西矢椛(13歳)を筆頭に、アーチェリー「最後の一投」で初のメダル獲得の立役者となった武藤弘樹(24)や、体操男子団体で最後の鉄棒で完璧な演技を披露した橋本大輝(19)、悲願の卓球初の金メダルを獲得した伊藤美誠(20)など、10代から20代前半の若いアスリートたちがみなプレッシャーを楽しんでいるように感じられました。

 NHKの倉田アナが西矢の活躍を「13歳、真夏の大冒険」と表現して話題になっていますが、まさにオリンピックという大舞台で楽しく冒険しているかのような笑顔で戦っている彼らを見ていると、つくづく日本人のメンタリティも変わったなと思います。それは大谷翔平や藤井聡太らにも共通して感じる「自然体の強さ」で、必要以上に力まずリラックスしているからこそ100%の実力を発揮できているのでしょう。

 それにつけてもすごいメダルラッシュです。わずか3日間で金8銀2銅3。かつてソウルからバルセロナ、アトランタの頃など大会全体でようやく日本の金メダルは3〜4個だったのに、毎日それくらいの金メダルって信じられません。地元開催とは言え無観客で観衆の応援というアドバンテージもないのにこれだけ日本選手の活躍が続くとは驚いてしまいました。

 コロナ禍での開催、しかも無観客で期待した経済効果も得られず「誰得?」などと言われながらのオリンピックですが、やはりスポーツそのものは素晴らしいと改めて実感しています。



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