幹事クリタのコーカイ日誌2021

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7月21日 ● それでもオリンピックは始まる。

 開会式は23日ですが、先駆けてソフトボールとサッカーがスタートしました。日本勢のトップはソフトボール。オーストラリアとの初戦には2008年北京五輪で金メダルを獲得した時のエース上野由岐子が先発。5回1失点と好投し、8-1で5回コールド勝利をおさめました。上野は北京での決勝戦以来4717日ぶりのオリンピックでの勝利投手ということです。

 13年のブランクの間に上野も38歳になりました。普通ならとっくに引退をしている年齢でしょう。今回東京五輪がありソフトボールが競技として復活したからこそ上野も現役を続けてきたのでしょうが、よくここまでモチベーションを維持できたものだと感心します。もちろんオリンピックだけが大会ではないとは言え、やはり大きな目標がないとなかなか厳しい練習を続けることに耐えられるものではありません。上野にはこの大会で完全燃焼してすっきりと引退をしてほしいと思います。

 どうしてもスポーツでは新しいスターの輝きに目がいきがちですが、こうして頑張るベテランに共感してしまうのは自分の年齢もあるのかも知れません。体操の内村航平も団体戦代表の座こそ後輩たちに譲りましたが、個人としては今回も出場します。バレーボール女子代表チームのキャプテンを務める荒木絵里香も36歳になりました。お子さんはすでに7歳。今回が4度目のオリンピックです。2012年のロンドン五輪で28年ぶりのメダルに輝いたメンバーがまだ頑張っている姿は感動的です。

 前回の東京五輪から数えればオリンピック観戦歴57年になります。今回ほど競技の外の部分でもやもやする大会はありませんでしたが、選手たちにはこんな状況にも負けず頑張って悔いのないパフォーマンスを発揮してほしいと切に願います。



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