幹事クリタのコーカイ日誌2021

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7月8日 ● ウィンブルドン終盤。

 ベスト4が出揃ってウィンブルドンも終盤に入りつつあります。男子はジョコビッチvsシャポバロフ、ベレッティーニvsホカルシュとなりました。ホカルシュ以外はトップ10選手ですから順当な勝ち上がりですし、ホカルシュはこのグラスシーズンに入って絶好調で、次々と上位を破ってのベスト4で台風の目になってきました。特に準々決勝でフェデラーにストレート勝ちは素晴らしい結果です。

 優勝は9割ジョコビッチで決まりという雰囲気です。安定感抜群で経験値を生かした楽なテニスをしています。3セットマッチなら勢いで若手がいけても5セットマッチはそうはいきません。2セットダウンからでも余裕綽綽で逆転してしまうジョコビッチの体力とメンタルは化け物です。他の3選手に勝機があるとしたら、ジョコビッチが立ち上がりモタモタしていたら一気に3セットをストレートで奪ってしまうしかないような気がします。

 女子はバーティvsケルパー、サバレンカvsプリスコバとこちらも比較的順当な準決勝になりました。すでにバーティが決勝進出を決めています。ジョコビッチとともに男女とも第1シードが優勝となりそうな予感がします。まだ若いバーティですが安定感はすでにベテラン選手並みで、ライバルの大坂なおみとはプレーの幅、メンタルの強さに大差があります。

 さて日本人として注目は女子ダブルスで日本人ペアとしては初めてウィンブルドンでベスト4になった青山修子と柴原瑛菜でしょう。今季好調な青山紫原組ですが、前哨戦で優勝した勢いのままに準決勝まで勝ち上がってきました。これまでは柴原のストロークと青山のボレーが武器でしたが、最近は柴原のボレーと青山のストロークもそれぞれ強化されて一層ペアとしての実力がアップした感じです。準決勝のメルテンスと謝のペアとの対戦が実質的な決勝戦と言ってもいいくらいの大一番です。

 長年応援している錦織とフェデラーの2人が寂しい結果に終わってしまったので、せめて青山柴原組の快挙達成を願っています。



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