幹事クリタのコーカイ日誌2021

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7月6日 ● ビシエドと大島しか打たん。

 中日が巨人に競り勝ちようやく連敗を止めました。ここのところ7試合で引き分けを挟み5連敗と全く精彩を欠いているチームを救ったのは、やはり大島とビシエドでした。大島が2安打1打点、ビシエドが3安打2打点。チームの全得点を2人が叩き出しています。

 そもそも開幕からずっと打っているのはこの2人だけ。打率がここまで3割を超えているのもこの2人。次は高橋周平と木下の2割6分台です。いくら投手陣が踏ん張っても点を取れない打線に痺れを切らして「3番大島、4番ビシエド」という打線に組み替えたことが今回は何とか功を奏したというところです。

 これで5番に入っている高橋が打てば得点力も上がるのですが、今日も高橋は4打席全てランナーを塁におきながら凡退を繰り返しました。高橋に1本タイムリーが出ていれば大野がまたも勝ち投手を逃すこともなかったのに。マルティネスが戻ってきてリリーフ陣も整っただけに、とにかくタイムリーを打てる勝負強い打者がいないものかと歯ぎしりばかりしています。

 塁に出るのもそれを返すのも大島とビシエドだけではそりゃ取れてもせいぜい3点が限度です。ホームランを打てるのもビシエドだけ。長打がなければせめてもっと頭を使ったスモールベースボールをすれば良いのに、そういう素振りもありません。打てないのに淡々と工夫もなく凡打を繰り返す様子を見ていると、落合監督時代のしぶとい野球はどこに消えてしまったのかと情けなくなります。

 ようやく連敗を止めたものの、今後に明るい展望が見えません。投手が3点取られたらもう負けかなという野球は、そもそも見ている方がしんどいです。明るいキャラクターの選手もいません。OBの大島康徳さんが亡くなりました。年間代打本塁打の記録も作った主力選手でしたが、彼のようなバッターがいてくれたらと思います。大島と宇野がいた頃の明るく豪快なドラゴンズが懐かしいです。



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