幹事クリタのコーカイ日誌2021

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7月4日 ● 大谷翔平が止まらない。

 大リーグ・エンジェルスの大谷翔平の活躍がすさまじいことになっています。投手としてはまだ今季12試合で3勝1敗とそこまで驚くほどの活躍ではないですが、打線が貧弱なエンジェルスだけにまだ3勝というのは仕方ないのかなという感じではあります。奪三振率の高さは十分に一流投手の証明です。もし投手専業だったらもっと数字を残していることは確かでしょう。

 驚くべきは打者・大谷です。両リーグでトップの30本塁打。6月だけで13本を放ち月間MVPに輝きました。ここまで単打よりも本塁打の方が多いのですが、これは過去にマグワイアやボンズしか記録していないそうです。これまで日本人メジャーリーガーとしては唯一の長距離打者だった松井秀喜だって年間最多本塁打数は31本。大谷がシーズン半ばでほぼ並んでいるのですから驚くしかありありません。

 さらに大谷は足でも活躍していてここまですでに12盗塁を記録しています。昨日は2本ホームランを打った上に、二盗を決めた後にライト前ヒットで激走して一気にホーム駆けこんで決勝点を奪いました。160kmの速球を投げ、130mオーバーのホームランを放ち、足で得点を奪う、そんな選手が少年野球でも100年前でもない現代のメジャーリーグに存在していることが奇跡です。

 オールスターでは断トツのファン投票1位で選出され、ホームラン競争にも出場します。まだこの先どれほどの活躍を見せてファンを熱狂させてくれるのか楽しみでしかありません。日本人メジャーリーガーとしてレジェンド級と言える存在は野茂英雄とイチローですが、大谷はすでにその2人に並ぼうとしています。このままの活躍を続けたら野茂を超えて、もしかしたらイチローも超えるスーパースターになる可能性も十分あります。

 心配なのは故障だけです。これだけ投打にわたってフルに活躍をすれば故障のリスクはつきまといます。しかも年齢を重ねるとともにリスクは高くなります。30代になったら二刀流を諦めてどちらかに絞る必要が生じそうな気がします。いまの活躍を見る限りは投手は20代までにして打者に専念した方が選手寿命は長くなりそうな気がしますが、果たして3年後、5年後の大谷はどうなっていることでしょうか。



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