幹事クリタのコーカイ日誌2021 |
6月25日 ● 男子100m五輪代表争い。 陸上の東京五輪代表選考会を兼ねる日本選手権大会が開かれています。注目の男子100m。有力選手がひしめく中、1位に入った多田修平と3位の山縣亮太が代表に内定しました。2位のデーデー・ブルーノは五輪標準記録を突破していないので代表になれず、残る1枠が誰になるのかが注目されます。候補は9秒台のタイムを持つサニブラウン、桐生祥秀、小池祐貴の3人ですが、今回4位小池、5位桐生、6位サニブラウンとなりましたから、恐らく着順上位の小池が有利なのではないかと思います。 正直言って誰が代表になっても本番で決勝に残れる可能性はかなり低いと思います。だったらサニブラウンは得意の200mに専念してもらって、小池と桐生は4×100mリレーをメインにして、どちらか体調の良さそうな方を100mの3番目とするのが良い気がします。まあそうなるとアキレス腱を痛めているという桐生よりも小池の方が良いでしょう。ということで、まだ内定は出ていませんが小池が「第3の男」ということで落ち着くのではないかと見ています。 それにしても短距離の選手層が厚くなったと思います。決勝は見ていても楽しいレースでした。9秒台のタイムを持つ選手が4人もいて、それを抑えて1位になる多田や、さらに割って入ったデーデー・ブルーノのような大学生がいるのですから、少なくともアジア最強、4×100mリレーでは欧米勢とも互角に戦えるだけの選手層の厚みがあります。 日本のお家芸のバトンパスをさらに磨けば地元開催の利も生かしてリオ五輪に続くメダル獲得は有望でしょう。 陸上は五輪競技の中でも花形ですが、日本でメダルが期待できるのは男子4×100mリレー以外は競歩くらいです。あとは決勝に残るのがせいぜいというところですから男子短距離勢の活躍を期待して楽しみに見たいと思います。 |