幹事クリタのコーカイ日誌2021 |
6月17日 ● ナダル東京五輪不参加。 ラファエル・ナダルがウィンブルドンと東京五輪に参加をしないことを表明しました。全仏でジョコビッチに準決勝で敗れてしまったナダルとしてはウィンブルドンや東京五輪でリベンジを目指すのではなく、調整に専念をして全米オープンを目標にするということなのでしょう。それだけ全仏での敗退がナダルにとってショックだったということだと思います。 ゴールデンスラム(4大大会制覇プラス五輪金メダル)を狙うジョコビッチとしては最大のライバルであるナダルが参加しないのは間違いなく有利に働きます。残るビッグ3のフェデラーもまだまだ本調子ではなく得意のハレの大会でオジェアリアシムに負けてしまいました。経験がものをいう芝のコートでウィンブルドンを複数回優勝しているナダルが不参加、フェデラーが不調となればジョコビッチに立ちふさがる敵が見当たりません。 東京五輪の有明のコートはハードコートでジョコビッチ向きです。ただこちらは若手の次世代エースたちもコート適性があります。メドベージェフ、チチパス、ズべレフの次世代三銃士がジョコビッチの前に立ちふさがることでしょう。他にも活きの良い若手選手がたくさんいるので、ジョコビッチも誰に足元をすくわれるかわかりません。 問題は地元日本代表の錦織です。ずっと冴えない結果が続いています。往年の良いテニスをしている時もあるのですが、その時間が短く大会を通じて調子を保つということができていないようです。地元開催の五輪で初の金メダルを目指してほしかったのですが、それは難しそうなので、せめて前回に続くメダル獲得を期待したいと思います。ドローにさえ恵まれれば可能性はありますから。 |